メルマガ読者が選ぶ、2018年のバズワードTOP5

2018/12/22 06:30 更新


 年末恒例となっている、繊研プラスのメールマガジン読者が選んだ2018年の業界版流行語大賞「ファッションバズワードトップ5」が決まりました!

 2018年に繊研プラスに掲載された記事や流入検索ワード、記事ランキングなどからワードをピックアップし、メルマガ会員の皆さんに投票していただきました。

 年々、爆発的なヒット商品やビッグトレンドが生まれにくくなっていることもあり、今年もファッション業界特有のワードは少なく、ビジネス用語やIT系のトレンドワードが多かった印象です。一方で、1位は久しぶりに業界の中だけでなく外からも大きな注目を集めたファッション関係のバズワードと言えるのではないでしょうか。

 ではさっそく同率4位となったあのワードからどうぞ!

≫≫2017年のバズワードはこちらから


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☆4位(同率)...「平成最後の〇〇」


 同率で第4位となったのは「平成最後の〇〇」。2019年5月の改元を前に、「平成最後の夏」や「平成最後のクリスマス」などのワードが話題となりました。ファッション業界でも、「平成」を象徴するアイテムの再ブームや「平成 」を振り返る福袋など様々な企画が広がりを見せています。このワードでは20代からの票が多く集まりました。

 新元号となる2019年は、婚姻の増加、結婚式・二次会・同窓会が増えることが予想されるため「元年消費」というワードが流行するかも?

《視点》平成最後の夏

百貨店の福袋 目立つ「平成」の振り返り

楽天が18年ヒット番付発表 横綱に「懐古消費」

トリンプ 最後の“世相ブラ” 「平成ブラ」を発表

【ユーザーからのコメント】

  • 自分が平成生まれで自分の生まれた時代が終わるのが感慨深かったので(女性/20代/バイヤー)
  • 「平成最後の夏」というフレーズがぐっときた(女性/20代/企画)
  • 「平成最後の夏」というのが、広告や媒体で目立ったから(女性/20代/企画)


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☆4位(同率)...「サブスクリプション」

エアークローゼットの倉庫(繊研新聞本紙より)

 「平成最後の〇〇」と同率でランクインしたのは「サブスクリプション」。商品を購入するのではなく利用期間などに応じて料金を支払うサービスが、ファッション業界を中心に注目を集めました。洋服レンタルサービスでは、ストライプインターナショナルの「メチャカリ」や「エアークローゼット」、ブランドバッグをレンタルできるラクサス・テクノロジーズの「ラクサス」、他にも高級時計をレンタル出来るクローバーラボの「カリトケ」など様々な分野で展開が進み、広がりを見せています。

ストライプ「メチャカリ」黒字化 有料会員1万2000人超

【FB革命前夜 変わる消費/買い方編】

サブスクリプションが増加中 変わる消費者との関係性

三越伊勢丹 ファッションレンタル事業に着手

丸井とエアークローゼットに聞く、協業の理由と可能性

【ユーザーからのコメント】

  • 物を買わない時代に入った(男性/50代/会社役員)
  • 新しい販促の形だと感じる(女性/20代/その他)
  • これぞディスラクティヴ・イノヴェーション(男性/60代/経理・会計・財務)
  • 良くも悪くも、このサービスが増えた印象(女性/40代/営業)


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☆3位...【SDGs】


 3位には「SDGs(エスディージーズ)」がランクイン。「持続可能な開発目標」と訳され、地球の未来に対して責任ある行動を取る必要性を訴える国際目標のことを言います。「SDGs」は企業の経営方針やCSR(企業の社会的責任)報告書、統合報告書の中でも取り上げられるようなり、サステイナブル(持続可能性)やフェアトレードなどのワードと共に取り上げられることが増え、目にする機会が増えました。

ニュース2017④ エシカル・サステイナブルへの取り組み

【お答えします!】エコ素材どうして今、話題?

《視点》アパレルだけが知らない?

H&M 来月からショッピングバッグを紙製化、有料化

【ユーザーからのコメント】

  • ファッションビジネス業界だけでなく、様々な業態で大きなテーマとして挙がっていた(女性/20代/企画)
  • サスティナブルな商品の取り組みはアパレル業界は最も遅れている。やっと環境に目を向けるようになったか、と感じる。これからの時代は、SDGsが必須項目(女性/30代/デザイナー)
  • 考え方に共感した(男性/60代/会社役員)
  • 多くの企業でサステイナブルがテーマに上がり、世界的に取り組みが始まっているので、今後の動きが楽しみ(女性/20代/企画)
  • 新聞でよく見かけるようになった(男性/40代/管理職)


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☆2位...【キャッシュレス決済】


 第2位は「キャッシュレス決済」。今月、繊研新聞社が行ったメルマガ会員への調査でも、「キャッシュレス決済」への強い関心が見られる結果となりました。つい先日もソフトバンクとヤフーが出資するスマートフォン決済会社ペイペイの「100億円あげちゃうキャンペーン」が話題になったばかり。世界的に見ると遅れていると言われている日本の「キャッシュレス決済」はまだまだ進んでいきそうです。

【メルマガ会員に聞きました】「キャッシュレス決済」利用していますか?

《視点》100億円

キャッシュレス社会需要 男女で意見は正反対

《視点》キャッシュレス化は進むのか

ネットプロテクションズ カード不要の後払い決済推進

キャッシュレス決済の普及・促進へ 推進協議会が始動

【記者の目】「未来形財布」の開発に挑む革小物業界

阪急阪神百貨店 スマホへの免税還付を日本初導入

【ユーザーからのコメント】

  • 世界の流れに日本がどう対応するのか(男性/50代/管理職)
  • 日本ではまだ普及率は低いが、中国は90%を超えているのを目の当たりにしたから(女性/30代/デザイナー)
  • 現金を使うシーンが大幅に減り始めた(男性/40代/管理職)
  • 財布の小型化に成功(女性/30代/その他)
  • PayPayを取り扱い始めたから(男性/30代/会社役員)
  • 中国からのキャッシュレス情報の浸透は、日本でも金融機関や関係会社が急速に行動している。色々なカードがますます増えてうっとうしい。パスモ一本でいい(男性/60代/会社役員)


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☆1位...【ゾゾスーツ】


 第1位はZOZO(ゾゾ)が発表した体のサイズを採寸することができる「ゾゾスーツ」。昨年末の発表と共に業界内外から大きな注目を集めました。

 「ファッションビジネス革命前夜」と題した繊研新聞の2018年1月1日発行の新年特別号でも、「革命」のひとつとして取り上げ、動向を追ってきました。メルマガ会員からのコメントの中でも、ファッションビジネス業界に携わる側としてのコメントだけでなく、いち消費者としての期待の声が多く聞かれたのも印象的でした。

【メルマガ会員に聞きました】ZOZOSUIT試してみる?

【新年特別企画】ファッションビジネス革命前夜

ゾゾスーツ今期最大1000万着配布にメド PB商品も拡大

スタートトゥデイ 社名を「ゾゾ」へ変更

スタートトゥデイ ビジネスウェア市場参入 世界展開も

【記者の目】ECモールが挑む服の選び方革命

ゾゾ PB目標200億円変更せず、生産の課題解消へ

【ユーザーからのコメント】

  • 業界を超えて話題になった印象がある(女性/20代/その他)
  • 年間を通してSNSで毎日のように目にすることが多かった(女性/30代/その他)
  • アパレルECの流れが変わる、そんな可能性を感じた(女性/40代/デザイナー)
  • 定期的に使用すれば、体型維持に役立つ?(女性/30代/その他)


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