一宮市は愛知県西部に位置し、人口は約37万人、県内4番目の人口を誇る。毛織物を中心とする繊維産業で栄え、近年は名古屋まで電車で15分の利便性から名古屋のベッドタウンとして住宅開発が進んでいる。
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かつて県西部の商業の中核として、市中心市街地に広域から客を呼び込んでいた。その後、郊外に大型施設の開業が相次ぎ、名古屋駅周辺の大型開発が進んだこの四半世紀で勢いは衰え、低迷期を迎えていた。24年に駅ターミナルの名鉄百貨店一宮店が閉店、さらに衰退が懸念されたが、25年12月、跡地に新施設「イチ*ビル」が開業。中心商店街や周辺施設が取り組んできた改装や施策も後押しとなり、一宮は変化の時を迎えている。
商圏が拡大
名鉄百貨店一宮店の閉店から2年の改修工事を経てイチ*ビルがオープンした。開発にあたり名古屋鉄道が力を入れたのは「一宮の顔としての機能をもう一度取り戻すための商圏設定」だ。同市の「名古屋と岐阜の間にある画期的なベッドタウン」という特性を踏まえ、百貨店時代に足元3キロだった商圏は、5~8キロ圏内に拡大。日常的に駅を利用する足元の地域住人に加え、パワーファミリー層や購買需要のある単身世帯までターゲットに据えた。「都心まで行かなくても、雑貨、食品が地元の駅前で揃う」利便性を追求した。
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