大阪文化服装学院は、26年4月に校名を「ヴォートレイルファッションアカデミー」に変更し、独自路線を切り開き、世界基準でより高みを目指す。これまで築き上げてきた文化服装学院の連鎖校としての関係を維持しながら、唯一無二の服飾専門学校へと改革する。
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意識改革を推進
「民間企業の感覚で仕事やビジネスをしていこう」との考えで、意識改革を進めたのは現理事長の豊田晃敏だ。21年1月に入職して経営企画室に所属した後、23年4月に理事長に就任した。米国の大学を卒業後、千趣会とジャパネットたかたで管理職をしていた経歴を持つ。豊田は、前年踏襲で動くのではなく、ゼロベースで物事を進めていくことを大切にしている。服飾専門学校の同質化が加速することへの不安から、独自性をいかに際立たせるかが重要だと分析していた。「通信販売の民間企業2社での経験からも、変えられるところはたくさんある」との思いが大きかった。
理事長に就任後の一大プロジェクトとして、校名変更があった。校名が大阪文化服装学院である限り、どうしても東京の文化服装学院の地方校という社会からの認識を変えることが難しかった。校名変更の案は、豊田が理事長になる前からあった話。52年に文化服装学院の連鎖校の認可を受けてから長い歴史があるため、校名変更をためらい、これまで実行できていなかった。

プロジェクトを進めるにあたって、まずは職員にアンケートを取った。すると、一人を除き全員が反対という結果だった。「なぜ校名を変えるのか」「文化服装学院の名前を取る意味が分からない」など不満の声が挙がった。在学生へのアンケートでも「文化服装学院という名前がついているから選んだ」との回答が6割。新入生募集の観点でも、文化服装学院の名を無くすことへの不安がぬぐい切れなかった。
世界で地位を築く
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