ゾゾスーツ今期最大1000万着配布にメド PB商品も拡大

2018/04/27 18:25 更新


公式サイトから

 スタートトゥデイは、採寸ボディスーツ「ゾゾスーツ」の配布計画と今後のPBの戦略について発表した。昨年11月に発表したゾゾスーツは無料配布を掲げていたが、注文が殺到し、配送が遅れていた。新型スーツを今期中に600万着から最大1000万着を配布する。スーツ配布にめどが立ったとして、PBの「ゾゾ」は、初年度200億円、2年目800億円、3年目2000億円に拡大する。

 前澤友作社長は発表のあった27日に「本日だけで4000着のスーツを出荷した。100万件の予約があるが、7月中旬までに(予約分の)配送が完了する予定」と語った。

 27日にあった中期3カ年計画の発表では、新型のゾゾスーツに関して「現在のコストは1着当たり1000円」であること、配送が遅れていた旧型スーツが届いた一部のユーザーの反応についてスーツが届いた人の6割が実際に採寸し、そのうち50%がPBを2.5点購入し、平均単価は7500円、返品、交換はゼロであることも明かした。

 計画するスーツの配布数量で計算すると、PBの売上高は現状225億円になると同社は見ており、世界103カ国からもスーツの申し込みがある状況からPBの拡大計画を立てたようだ。

 今後はPBをさらに強化する。現状、スリムテーパードのジーンズとTシャツだけだが、6月にはカジュアルシャツ、ジーンズでストレートとスキニーを加え、今期中に10~20型に増やす。計測データと購買実績を使い、体型に合った好みを機械学習で分析し、デザインやパターンに反映するほか、在庫を持たずに生産できる仕組みを外部企業や自社の開発で構築する。

 将来はビジネススーツやドレスシャツ、ワンピースもPBで実現する考えだ。7月初旬から72カ国で販売する。

スーツに改良を加え、配布のメドがついた 
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