《視点》平成最後の夏

2018/06/27 06:23 更新


 平成が終わろうとしている。皇室会議の決定によると、来年5月1日から新元号に変わる。あと1年を切ったなか、「平成最後の夏」というワードがツイッターを中心にSNSで盛り上がっていることをご存じだろうか。感傷的なツイートや夏イベントをめいっぱい楽しもうと意気込むツイートなどが散見される。平成2年生まれの記者も少し寂しい気持ちだ。

 平成生まれが平成を振り返ってみる。最近は90年代が盛り上がっているが、「失われた20年」と言われたり、歴史的な震災が起きたりと、明るい話題が少なかったような気がする。「あの頃は良かった」とノスタルジーに浸れる昭和世代がうらやましい。一方、サブカルチャーやインターネットサービスなどは変化が激しく、面白い時代だったとも思う。

 もう1カ月もすると学生は夏休みが始まる。「平成最後の夏」を売り文句にしたイベントはあるのかと検索してみるが、今のところは意外にも見つからない。記者個人の期待もあるが、様々な角度から平成を懐古するイベントは、若年層の集客に役立つのではないかと思っている。

(友)



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