キャッシュレス社会需要 男女で意見は正反対

2017/12/25 11:00 更新


■お金に関する生活者意識調査 対象は全国の20~69歳の男女3600人

【知・トレンド】《データを読み解く》 キャッシュレス社会 男女で意見は正反対

 博報堂生活総合研究所の「お金に関する生活者意識調査」によると、キャッシュレス社会に「なった方がよい」と「ならない方がよい」がほぼ半々となった。男女別では正反対の結果。男性は「なった方がよい」が58.7%で各年代とも50%台後半となり、女性は「ならない方がよい」が61.5%。

【関連記事】《視点》キャッシュレス化の背景

 「なった方がよい」理由は、①現金が不要②利便性が高い③お得④やりとりがスムーズ⑤管理しやすい――の順。「ならない方がよい」理由は、①浪費しそう②お金の感覚がまひしそう③お金のありがたみがなくなる④現金は必要⑤犯罪が多発しそう――など。男性は利便性を挙げるとともに犯罪を危惧、女性はお得感、管理のしやすさと金銭感覚の揺らぎを指摘する傾向。

 ここ2~3年のお金の支払い方法の変化については、「現金」が減っていると感じる人は33.7%。増えているものは「クレジットカード」(43.7%)、「電子マネー」(22.9%)となった。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事