松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

ウーマン・イン・モーションを追って(松井孝予)

2019/07/19

ボンジュール、パリ通信員の松井孝予です。「レポート+」ではパリの文化的な出来事をお伝えしています。そして「食」もご紹介したいのですが…食べる飲む作る「食歴」を積む修行中です。(いつの日か「食研新聞」を!)Women...

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ノルマンディーファッション紀行(松井孝予)

2019/05/23

パリ、サンラザール駅。朝。北へ向かう8時19分発普通列車(新幹線も特急もない)に乗り、菜の花畑、満開のりんごの花(のちにシードルやカルヴァドスになる)の春薫る風景に長閑な乳牛(カマンベール!)の群れを眺めながら1時...



デュカスでセーヌの美味な旅を(松井孝予)

2019/04/22

DUCASSE SUR SEINEそれは_ あめんぼのようにセーヌの水面を流れてゆく水飛沫も音もなく太陽を浴びて輝く水の上を果てしなく静かに静かに流れてゆく「それ」とは_DUCASSE SUR SEINE  デュカ...



大志を抱きStation F(松井孝予)

2019/04/10

Station F って?Station F。英語読みだと「ステーション エフ」、フランス語読みだと「スタシオン エフ」。ご存知ですか?(とりあえず慣れた英語読みで)ステーションFって。それは2017年6月、パリ1...



フジタと仏像で幕 ジャポニスム2018(松井孝予)

2019/03/12

日仏友好160周年を記念する一大イベント「ジャポニスム2018」が、2月に終了しました。昨年のプレオープニングから8か月間、パリの文化施設を中心に、ありとあらゆる日本文化のあれこれが展開されました。数字でふりかえっ...



パトリック・ロジェとは(松井孝予)

2019/01/23

パトリック・ロジェはショコラティエであり、彫刻家でもある。素材を触ると創作意欲が湧いてくる_芸術家やデザイナーにインタビューすると、この言葉、よく聞きます。そしてその度に、ジーンとくるのですが、その反面、そのような...



パリ、ゆく年くる年ベスト1!(松井孝予)

2018/12/30

ノエル/クリスマスを象徴するサパン(モミの木)が黄色に見えてしまうほど、カオスになってしまったフランスの年末。2018年、サッカーW杯2度目のヴィクトリーでフランスが一体となったあの絶叫のよろこびも、「黄色いベスト...



パリのサンタさん、45年間ありがとう!(松井孝予)

2018/12/20

その人の名は「アンシャンテ」(初めまして)の握手をした瞬間、特別な手と感じさせる人がいる。ジャン=クロード・デイクス Jean-Claude DEHIX さんも、そんな手を持つひとり。あたたかいオーラが伝わってくる...



パリで見たい巨匠たちのデュオ展(松井孝予)

2018/12/09

***Basquiat - SchieleFondation Louis Vuittonバスキア展とシーレ展フォンダシオン ルイ・ヴィトン2019年1月14日まで予約/fondationlouisvuitton.f...



パリで「縄文」にハマる(松井孝予)

2018/11/24

パリで「縄文」にハマる1998年、パリジャンたちを熱狂させた「縄文」展。その20年後のこの秋。日仏友好160周年を記念する「ジャポニスム2018」のオフィシャルプログラムの目玉ひとつ。パリジャンたちからの熱い熱いリ...