松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

フジタと仏像で幕 ジャポニスム2018(松井孝予)

2019/03/12

日仏友好160周年を記念する一大イベント「ジャポニスム2018」が、2月に終了しました。昨年のプレオープニングから8か月間、パリの文化施設を中心に、ありとあらゆる日本文化のあれこれが展開されました。数字でふりかえっ...

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パトリック・ロジェとは(松井孝予)

2019/01/23

パトリック・ロジェはショコラティエであり、彫刻家でもある。素材を触ると創作意欲が湧いてくる_芸術家やデザイナーにインタビューすると、この言葉、よく聞きます。そしてその度に、ジーンとくるのですが、その反面、そのような...



パリ、ゆく年くる年ベスト1!(松井孝予)

2018/12/30

ノエル/クリスマスを象徴するサパン(モミの木)が黄色に見えてしまうほど、カオスになってしまったフランスの年末。2018年、サッカーW杯2度目のヴィクトリーでフランスが一体となったあの絶叫のよろこびも、「黄色いベスト...



パリのサンタさん、45年間ありがとう!(松井孝予)

2018/12/20

その人の名は「アンシャンテ」(初めまして)の握手をした瞬間、特別な手と感じさせる人がいる。ジャン=クロード・デイクス Jean-Claude DEHIX さんも、そんな手を持つひとり。あたたかいオーラが伝わってくる...



パリで見たい巨匠たちのデュオ展(松井孝予)

2018/12/09

***Basquiat - SchieleFondation Louis Vuittonバスキア展とシーレ展フォンダシオン ルイ・ヴィトン2019年1月14日まで予約/fondationlouisvuitton.f...



パリで「縄文」にハマる(松井孝予)

2018/11/24

パリで「縄文」にハマる1998年、パリジャンたちを熱狂させた「縄文」展。その20年後のこの秋。日仏友好160周年を記念する「ジャポニスム2018」のオフィシャルプログラムの目玉ひとつ。パリジャンたちからの熱い熱いリ...



田根剛さんが考えた「Furoshiki Paris」(松井孝予)

2018/11/11

日本の生活文化を他国に「正しく分かってもらう」のは難しい。お相手が西洋なら、なおさら難易度が上がる。ふろしき_ 風呂に敷くその起源は諸説あるようですが、風呂屋で入浴客が床に敷いて衣類を包んだり、身繕いした布の名から...



若冲、香取慎吾 パリで「見たい絵」(松井孝予)

2018/10/09

ジャポニスム2018 パリで「見たい絵」7月にパリを中心にオフィシャル開幕した、日仏友好160周年を記念する一大イベント「ジャポニスム2018、響き合う魂」が秋の深まりとともに、歌舞伎、能、文楽をはじめとする伝統芸...



ステラ・マッカートニー「超越」瞑想展(松井孝予)

2018/09/23

「瞑想してる?」ボンジュールみたいに、パリのファッション業界で「瞑想してる?」の挨拶が交わされるようになってきたような。この場合の「瞑想」は、マインドフルネス瞑想。ロサンゼルスで精神科医をしている久賀谷亮氏の言葉を...



チームラボ、パリで大規模な展覧会(松井孝予)

2018/08/16

teamLab : Au-delà des limites/境界のない世界「マニフィック!」(すばらしい!)「楽しい!」「こんな体験、初めて!」「ワーッ!スゴイ!!」「帰りたくない、1日中ここにいたい!」「!」付き...