大手百貨店の4月売上高(既存店ベース、速報値)は2カ月連続で全社が前年同月実績を上回った。国内客売り上げが堅調だったのに加え、インバウンドが2ケタ増となった。衣料品や服飾雑貨は春夏物の売れ行きが良かった。
【関連記事】大手百貨店の3月売上高 国内客が堅調、全社が前年を上回る
三越伊勢丹は伊勢丹新宿本店が10%増、三越日本橋本店が6%増、銀座店が4%増だった。国内客売り上げが6%増で、春物の実需やデザイナーブランドなどの夏物が売れた。
高島屋は大阪店が12%増、京都店が10%増、新宿店が9%増、日本橋店が8%増、横浜店が6%増で、大型店を中心に伸長した。国内客売り上げは7%増。特選衣料雑貨や宝飾品が大きく伸びた。
大丸松坂屋百貨店は大丸心斎橋店が15%増、東京店が14%増、札幌店が9%増、松坂屋名古屋店が9%増だった。大丸梅田店は38%減で、上層階改装に伴う売り場縮小が影響した。国内客売り上げは3%増だった。
阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店が12%増、阪神梅田本店が27%増。阪急うめだ本店は3月に改装オープンしたラグジュアリーゾーンがけん引した。近鉄百貨店は、あべのハルカス近鉄本店が18%増。入店客数が大型催事や食品の改装効果で10%増だったのに加え、ラグジュアリーブランドなどが堅調だった。
インバウンドは中国人客の減少幅が縮まったほか、中国以外の売り上げ増が寄与した。免税売上高は大丸松坂屋百貨店が22%増、高島屋が18%増、三越伊勢丹が13%増だった。
