松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

美術館で見るエルメス(松井孝予)

2017/11/30

エルメスのウィンドーディスプレー展「美しいものは信頼から生まれる」。いい言葉だな、と思いました。グランパレで開催の展覧会「エルメス 羽ばたいて_ レイラ・マンシャリの世界」のトークイベント(というよりは「お話の時間...

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彼女のパリ流ライフスタイル(松井孝予)

2017/11/01

「彼女」って誰?ポーランドの貴族の末裔。パパは仏『ヴォーグ』の元ディレクター。ママはインテリアデザイナー。姉のマリーはパリ左岸のジュエリーブランド「ストーン・パリ」のデザイナー。夫は仏人人気歌手。これからご紹介する...



パスタ仕立てのボン・マルシェ伊フェア(松井孝予)

2017/09/28

ボン・マルシェの「マンマミ~ア!」パリ左岸の百貨店ル・ボン・マルシェで全館挙げて大々的なイタリア展が開催されている。国や都市をフォーカスした年間最大(クリスマスを除く)のイベントで、ロングバケーション明けのラ・ラン...



仏港町ル・アーヴルの夏フェス(松井孝予)

2017/08/15

港町の夏フェスUN ETE AU HAVRE / アン・エテ・オ・アーヴル「ひと夏、ル・アーヴルで」(夏を過ぎて11月5日まで開催)パリのサン・ラザール駅から鈍行列車(しなかい)で1時間半。車窓から美しい風景を眺め...



可士和ブルーに学ぶiconicブランディング(松井孝予)

2017/07/21

クリエイティブディレクター/アートディレクターの佐藤可士和さん。ユニクロや楽天グループのグローバルブランド戦略、セブン-イレブンジャパン、三井物産などのブランディングプロジェクト、国立新美術館や東京都交響楽団のシン...



ピカソと妻と愛人をめぐる小さな旅(松井孝予)

2017/06/12

OLGA PICASSOオルガ・ピカソ展ピカソは4万5000点もの作品を残し、この世を去った。誰かが言うように、どこにでもピカソはある。どこかの美術館がピカソ展を開けば当たるというワケでもない。昨年、某国立美術館で...



「パリにマリあり!」夏木マリインタビュー(松井孝予)

2017/05/15

MNTパリ公演 ソールドアウト満員御礼!パリ・ルーヴル美術館内オーディトリアム(大ホール)で先月25日、夏木マリ演出、夏木マリ+パフォーマンス集団MNT(マリナツキテロワール)による印象派NEO(ネオ/Eの上にアク...



パリ市が才能を孵化させます(松井孝予)

2017/01/25

「パリって、そう言えばファッションの都だったよね?」近い将来、こんなことにならないように、2016年は仏政府が産業としてのモード/ファッションに力を注いだ年だった。モードと経済の関係を数字で見ると、「ファッションの...



パリで今見るべきアート(松井孝予)

2017/01/11

Exhibition 1近代美術のアイコン シチューキン・コレクション「このコレクションを見たら、世界が変わるでしょう」と発言したのは、ロシア人セルゲイ・シチューキン(1854ー1936)の孫、アンドレ=マルク・ド...



パリジェンヌを Bijo にする(松井孝予)

2016/12/09

 Bijo ?Beauté = 美しさInnovatrice = 革新的なJaponaise = 日本のOriginale = 独創的な↓↓↓“日本独自の革新的な美しさ”日仏間でコスメティックブランドのビジネスデベ...