松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

美革命のプチヴォワヤージュ(松井孝予)

2018/07/04

美革命のプチヴォワヤージュ絵画のレヴォリューションを追って パリからジヴェルニーへオルセー美術館 マネの『草上の昼食』美革命の幕開け東京都美術館で開催中の「プーシキン美術館展 _ 旅するフランス風景画」。あのクロー...

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顧客ラブコールからLHD誕生(松井孝予)

2018/06/08

LHDとは?ロール・エリアール・デュブルイユ_ 頭文字を繋げてLHD(エル・アッシュ・デー)と呼び親しまれています。パリ生まれのロールは、米国のセレクトショップ「ザ・ウェブスター/THE  WEBSTER」の創業オ...



カルティエ現代美術財団で石上純也展(松井孝予)

2018/05/29

屋内で建築見学って難しい。縦⒍77メートル、横⒐94メートル。これはルーヴル美術館が所蔵する絵画で最大、イタリア人画家パオロ・カリアーリ、通称ヴェロネーゼ作『カナの婚礼』(1562ー1563年)のサイズ。大きいです...



アライア展と美味な思い出(松井孝予)

2018/04/03

アライアの展覧会「わたしはクチュリエ」AZZEDINE ALAIA  “ JE SUIS COUTUTIER “ 6月10日までASSOCIATION AZZEDINE ALAIA 18, rue de la Ve...



パリ左岸ボン・マルシェ裏話(松井孝予)

2018/03/13

LET'S GO LOGO !キョー烈ッゴー LBM !! " LBM " って何?_フランス語読みだと、「エル・ベー・エム」。タイトルの「レッツ・ゴー・ロゴ!」の冒頭にふさわしい質問じゃないですか!パリ左岸の百貨...



現代クリエイションを新しい視点で(松井孝予)

2018/02/22

メッスにカルチャーの桜咲く_ 大規模な日本文化展Centre Pompidou-Metz ポンピドゥーセンター・メッスパリ東駅からTGVで約1時間半。フランス北東(グラン・テスト)地域圏(旧ロレーヌ地方、あのキッシ...



空を見にボンマルシェへ(松井孝予)

2018/02/09

百貨店に空「空でも見なさい。あの雲、何かに似ている、なんて考えているうちに気分が軽くなってくるから」。いつだったか憂鬱な顔をしていたとき、ある人がこんなことを教えてくれました。歌の文句のようですよね。空を見上げてご...



美術館で見るエルメス(松井孝予)

2017/11/30

エルメスのウィンドーディスプレー展「美しいものは信頼から生まれる」。いい言葉だな、と思いました。グランパレで開催の展覧会「エルメス 羽ばたいて_ レイラ・マンシャリの世界」のトークイベント(というよりは「お話の時間...



彼女のパリ流ライフスタイル(松井孝予)

2017/11/01

「彼女」って誰?ポーランドの貴族の末裔。パパは仏『ヴォーグ』の元ディレクター。ママはインテリアデザイナー。姉のマリーはパリ左岸のジュエリーブランド「ストーン・パリ」のデザイナー。夫は仏人人気歌手。これからご紹介する...



パスタ仕立てのボン・マルシェ伊フェア(松井孝予)

2017/09/28

ボン・マルシェの「マンマミ~ア!」パリ左岸の百貨店ル・ボン・マルシェで全館挙げて大々的なイタリア展が開催されている。国や都市をフォーカスした年間最大(クリスマスを除く)のイベントで、ロングバケーション明けのラ・ラン...