松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

仏港町ル・アーヴルの夏フェス(松井孝予)

2017/08/15

港町の夏フェスUN ETE AU HAVRE / アン・エテ・オ・アーヴル「ひと夏、ル・アーヴルで」(夏を過ぎて11月5日まで開催)パリのサン・ラザール駅から鈍行列車(しなかい)で1時間半。車窓から美しい風景を眺め...

もっとみる



可士和ブルーに学ぶiconicブランディング(松井孝予)

2017/07/21

クリエイティブディレクター/アートディレクターの佐藤可士和さん。ユニクロや楽天グループのグローバルブランド戦略、セブン-イレブンジャパン、三井物産などのブランディングプロジェクト、国立新美術館や東京都交響楽団のシン...



ピカソと妻と愛人をめぐる小さな旅(松井孝予)

2017/06/12

OLGA PICASSOオルガ・ピカソ展ピカソは4万5000点もの作品を残し、この世を去った。誰かが言うように、どこにでもピカソはある。どこかの美術館がピカソ展を開けば当たるというワケでもない。昨年、某国立美術館で...



「パリにマリあり!」夏木マリインタビュー(松井孝予)

2017/05/15

MNTパリ公演 ソールドアウト満員御礼!パリ・ルーヴル美術館内オーディトリアム(大ホール)で先月25日、夏木マリ演出、夏木マリ+パフォーマンス集団MNT(マリナツキテロワール)による印象派NEO(ネオ/Eの上にアク...



パリ市が才能を孵化させます(松井孝予)

2017/01/25

「パリって、そう言えばファッションの都だったよね?」近い将来、こんなことにならないように、2016年は仏政府が産業としてのモード/ファッションに力を注いだ年だった。モードと経済の関係を数字で見ると、「ファッションの...



パリで今見るべきアート(松井孝予)

2017/01/11

Exhibition 1近代美術のアイコン シチューキン・コレクション「このコレクションを見たら、世界が変わるでしょう」と発言したのは、ロシア人セルゲイ・シチューキン(1854ー1936)の孫、アンドレ=マルク・ド...



パリジェンヌを Bijo にする(松井孝予)

2016/12/09

 Bijo ?Beauté = 美しさInnovatrice = 革新的なJaponaise = 日本のOriginale = 独創的な↓↓↓“日本独自の革新的な美しさ”日仏間でコスメティックブランドのビジネスデベ...



野生のオーケストラで教授が語る(松井孝予)

2016/11/11

ジオフォニー    バイオフォニー 日常生活では耳にしない、美しい響きを持った言葉たち。「サウンドスケープ」は、R・マリー・シェーファーが20世紀後半、ある瞬間にわたしたちの耳に届くすべての音を意味 する用語として...



ボン・マルシェのPARIS!(松井孝予)

2016/11/02

ボン・マルシェで「パリの虜(とりこ)になるわよ」。パリ左岸の百貨店ル・ボン・マルシェで開催中の PARIS! 展。2年前に大ヒットを飛ばした「日本展」を彷彿させる賑わいとなっている。ツーリストもパリジャンも、パリの...



反逆者という名のテキスタイル展(松井孝予)

2016/08/20

■クレモン=フェランの夏フェスRebelles /「反逆者たち」というテーマにつられ、パリから汽車で4時間弱(もかけて)、オーヴェルニュ・ローム・アルプ圏の火山帯に囲まれた仏中部の古い都市、クレルモン=フェラン /...