松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

うさぎの毛から帽子を作る 後編(松井孝予)

2015/10/06

「ラ・シャペルリー」/フランス帽子のアトリエ博物館レポートの後編です。円錐になったうさぎの毛のフェルトはどうなるのか? その続きは、ラ・シャペルリーのアトリエで現在帽子作りを研究しているイザベルさんのデモンストレー...

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うさぎの毛から帽子を作る 前編(松井孝予)

2015/09/16

「あそこは素晴らしいですよ」。とその場所を訪れた人たちは言う。パリからリヨンまでTGV(フランスの新幹線)に乗り約2時間。ローカルバスに乗り換え、約1時間ちょっと。ロワール県のシャゼル=スュール=リヨンという小さな...



こちらセンケンパリ裏技観光局?(松井孝予)

2015/08/19

夏休み、シルバーウィークを利用してパリ旅行の方々に(もう夏休み実行済みの方、申し訳ありません)、じゃなくても日本にいながら旅行気分を味わってください! とばかりにセンケンパリ臨時観光局(?)から、裏技っぽい情報をお...



エッフェル塔のお洋服の値段は?(松井孝予)

2015/07/27

” Le 14 juillet “_ キャトールズ・ジュイエ–7月14日は、フランス革命の発端となった1789年のバスティーユ監獄襲撃を記念したフランス国民祭。英語圏では、Bastille day と呼ばれている。...



パリ・マレの「勝手に掲示板」(松井孝予)

2015/06/23

ファッション&シュガーの街になってしまった。パリ3区、4区辺りを適当に指す「マレ」のことを言ってるんですけどね。日常に必要な商店はファッションブティックとお菓子屋(ショコラにマカロン、ガトーにアイスクリーム)に姿を...



フォンダシオン ルイ・ヴィトンで『叫び』を見る(松井孝予)

2015/05/26

グランパレでは「ヴェラスケス」、リュクサンブールでは「チューダー王朝」、ルーヴル美術館では「プーサン」、オルセー美術館では「ボナール」。パリは過去にない例のない、アートな春の祭典を迎えている。世界から集まった傑作を...



ロリータの恩返し ベイビーのお茶会物語(松井孝予)

2015/03/09

■パリでロリータファッションを お茶会のプレリュード、前日にはロリータアソシエーションStreet fashion Europe 主催のサロンが凱旋門界隈の5つ星ホテルで開催され、BSSBがゲストメゾンとして出展、...



フォンダシオン ルイ・ヴィトン で「宇宙の旅」(松井孝予)

2015/02/06

” Touch ” Photo Iwan Baan ■21世紀のモニュメント フォンダシオンルイ・ヴィトン昨年10月20日に開館したフォンダシオンルイ・ヴィトン(FLV)。ガラスとスティールがアイスバーグのように、...



あの「パリのキャバレー」に行く(松井孝予)

2015/01/26

■キャバレー初取材パリのキャバレー御三家といえば、モンマルトルのムーランルージュ、ジョルジュサンクのクレージーホース、そしてシャンゼリゼのリド。映画にもなったフレンチカンカンの満員御礼ムーラン、「ヌードのアート」と...



セーヌもざぶんと波打つ北斎展(松井孝予)

2014/12/11

■HOKUSAI 葛飾北斎(1760~1849)グラン・パレで開催中の「HOKUSAI / 北斎展」はすごい。  グランパレ  北斎と聞いただけで、どこからか飛沫が掛かってきたような、鏡に映る自分の顔が面長美人のよ...