松井孝予

仏蘭西は1日にして成らず。同居犬ジャック・ラッセルたち並の嗅覚を持つパリシェンヌ(パリ犬)になりきって、この国の奥深さをサラッとお伝えしていきます。 まつい・たかよ 締め切りから解放されたい欲望からトーキョーの出版社勤務にピリオドを打ち、職ではなく食を求めパリに来たはずなのに… 美食だけの人生は許されず(当たり前)、センケンの通信員をしています。締め切り+時差の皮肉な運命に逆らわず、仕事と食歴磨きに励む毎日です。

イエール国際フェスティバル グランプリ プルミエール・ヴィジョン賞をうらなう(松井孝予)

2023/09/28

38e FESTIVAL INTERNATIONAL DE MODE, DE PHOTOGRAPHIE ET D’ACCESSOIRES - HYERESまたいつもの如く突然ですが、イエール国際フェスティバルのモー...

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ライカ LEICA ライカ(松井孝予)

2023/09/04

今年は「U」の年。と、突然言われても何のことかわかりませんよね。ウサギならわかるけど。フランスには犬や猫に名前をつける時、その年のアルファベットをイニシャルにする習慣があるのです。2023年はU、去年は「T」、来年...



パリにいながら目で世界周遊(?)(松井孝予)

2023/05/02

突然ですが、「フランス人は誰だ?」のジョークにおつきあいください。それではご一緒に。ある国のホテルでの朝食シーンを想像しましょう。そこには欧州からの旅行客がたくさんいます。(史上最大規模のフェルメール展が開催されて...



森、またはそれらしき空間(松井孝予)

2023/04/10

さて、突然ですが、絵本とか童話の読書に幸せを感じる今日この頃です。これも時世のせいでしょうか。特に神秘的な空間からでしょうか、森の中を舞台にしたお話に惹かれます。地元の作者から挙げていくと、17世紀のフランスで政府...



新年(読む)シャンパーニュで乾杯!(松井孝予)

2023/01/06

シャンパーニュメゾン ポメリーのドメンヌへ(またもや)2022年 最高の収穫!小さなパールのように美しいビュル(泡)が天に向かって真っ直ぐらラインを描く。金色がかったシャンパーニュ/シャンパンで満たされたフルートグ...



ブルス・ド・コメルス ピノーコレクション(松井孝予)

2022/08/15

「パリで必見の場所ってどこ?」と、尋ねられると(尋ねられなくても)迷う暇なく、反射的に「ピノーコレクション」と答えてしまう。「ブルス・ド・コメルスーピノーコレクション」/La Bource de Commerce ...



パリの新年を救う美味な小悪魔(松井孝予)

2022/01/18

ボナネー BONNE ANNEE 2022あけましておめでとうございます。2022年へのカウントダウンから、コロナ感染者のカウントアップで幕開けしたフランス。その数、10万、20万、30万、と10万単位で急増し、あ...



マカロンの苦いパリ・スキャンダル(松井孝予)

2021/12/03

パリ=マカロン、よね唐突だが_例えば、パリでツーリストに「フランス菓子と言えば、何を思い浮かべますか」と質問したとしよう。お答えのトップはきっとこれだ。「マカロン」! これだ。「マカロン消費量のクオーターに達した」...



パリからシャンパーニュへ(松井孝予)

2021/08/02

ボンジュール、パリ通信員の松井孝予です。フランスには摩訶不思議な読み方をする地名があります。例えば REIMS _仏シャンパーニュ地方で醸造される発泡性白ワイン_本家フランス語ならLa Champagne ラ・シャ...



パリ ランドマークのルネサンス(松井孝予)

2021/07/02

ボンジュール、パリ通信員の松井孝予です。都市封鎖緩もほぼ全面解除、のパリとなりました。ながーい、ながーい間閉鎖されていた、レストラン、シネマ、美術館は大繁盛。そしてついに、パリのランドマークに隠されていた名所が長い...