《視点》工業生産
2018/01/10
「国際競争で日本が勝つモノづくりの手段として、〝日本人ならではの職人芸〟や〝匠(たくみ)の技術〟が盛んに叫ばれる。しかしそれは〝工業生産〟が前提だ。極論に行き過ぎてしまうと、全てが〝伝統工芸〟になってしまう。これ...
2018/01/10
「国際競争で日本が勝つモノづくりの手段として、〝日本人ならではの職人芸〟や〝匠(たくみ)の技術〟が盛んに叫ばれる。しかしそれは〝工業生産〟が前提だ。極論に行き過ぎてしまうと、全てが〝伝統工芸〟になってしまう。これ...
昨年は年末にかけて防寒衣料の動きが良く、新年の初売りにも勢いがあった。株価も東京市場の大発会で741円高となり、新年の賀詞交換会での業界団体トップのあいさつには久しぶりに明るさと先行きへの期待がこもったものとなっ...
長らく訪れていなかったバーにふと寄った。重たい思いをせずにお酒もネットで安く買える時代。ただ味わって酔うだけなら家で十分。何倍ものお金をかけて得た満足は、バーテンダーや客同士の会話、落ちついた空間が生み出す心地よ...
今月から公開される映画「ドリス・ヴァン・ノッテン、ファブリックと花を愛する男」を先立って見ることができた。通算100回を超えるファッションショーを振り返りながら、クリエイションの一端を解き明かす映画になっている。...
睡眠への社会的関心が急速に高まってきた。特に17年は、「睡眠負債」が流行語大賞でベストテン入りするなどメディアをにぎわせた。眠りに密接に関わる寝具業界では、従来の「睡眠の日」(3月18日と9月3日)や「ふとんの日...
「財布のひもは決して緩んでいない」とアパレル企業のトップ。「表面的には一服しているように見えるが、本質的なところは変わっていない」。百貨店のトップも、中間層の消費は依然低調で、今年も郊外店の売り上げ回復は難しいと...
新しい年を迎えた。新年の抱負と言うと、堅苦しくなるが、最近自戒を込めて考えているのが、保守的になってはいけないということ。年を重ねるにつれて、新しいことに踏み出すのが面倒になりがち。誰かに何かを指摘されても、「そ...
大きな変革期を迎えている。SNS(交流サイト)は大小様々な情報を瞬時に世界中に拡散し、ビッグデータがこれまで考えもつかなかった事象の連関を示す。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)が、人々の作業を助け...
12月に催す食事会やお酒の席を〝忘年会〟と総称してよいのであれば、17年末は例年以上に忘年会が多かった。景気回復の表れなのか、それとも例年以上に憂さ晴らしが必要な年だったのか。 同世代の友人との忘年会で最も多かっ...
今年、ワコールホールディングスの海外事業で二つの出来事があった。一つは欧州会社がフランス・パリの国際ランジェリー展で「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこと。これまで欧州の大手企業が受賞してきた賞だ。機能性...