三井不動産は、SCのカラフルタウン岐阜(岐阜市)、トレッサ横浜(横浜市)を運営するトヨタオートモールクリエイト(TAC、名古屋市、河合利夫社長)の全株式を親会社のトヨタ自動車から8月29日付で取得する。同日付で、両SCも三井不動産とトヨタ不動産(東京、山村知秀社長)が取得する。TACは両SCの運営を継続、「三井不動産グループの有する商業施設運営のノウハウや既存施設とのネットワークを生かし、顧客満足度と物件価値の更なる向上を目指す」(三井不動産)という。
カラフルタウン岐阜は00年11月開業で、店舗面積4万5395平方メートル、トレッサ横浜は07年12月に北棟、08年3月に南棟が開業した。店舗面積は約6万平方メートル。ともに、地域に密着したテナント構成と運営で足元商圏客から支持され、順調に売り上げを伸ばしている。三井不動産は両施設の取得によって、神奈川県で運営するららぽーと横浜とラゾーナ川崎プラザ、中京圏で運営するららぽーと名古屋みなとアクルス、同愛知東郷、同安城など6施設と連携するとともに、TACが持つ自動車販売店やモビリティーのノウハウを活用していく考え。