コラム

《めてみみ》潮目は変わった

2019/02/07

 「潮目は完全に変わった」。あるSCの営業責任者は今冬のセール結果を受け、嘆く。 今冬のセールは、SC、百貨店ともに全体として苦戦した。アウターを中心とした冬物衣料が特に振るわなかった。暖冬の影響で冬物が本格的に売...

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《視点》本屋との出会い

2019/02/07

 地元の街の本屋はここ20年ぐらいの間に一つ、二つと減っていき、今では駅ビルに入る1店だけ。そこも最近、売り場の編集を変え、立ち寄る用があるのはわずかに残る文庫本の棚だけになってしまった。ところが先日、商店街のはず...



《めてみみ》受け継がれる思い

2019/02/06

 正式な鑑定結果を聞いたわけではないので、ここでは仮名にしておく。メーカーA社には、家宝が一つある。明治天皇が使用したというワイシャツと靴下だ。百数十年は経ていると思われるが、状態は非常に良い。どこかの博物館にあっ...



《視点》大阪2025

2019/02/06

 スポーツ業界では「2020」または「東京2020」というと、誰でも「オリンピック・パラリンピック競技大会2020年東京大会」(東京五輪)のことだと分かる。当初からさまざまな問題が噴出したが、あと1年半ほどに迫り、...



《めてみみ》資源がもたない

2019/02/05

 H&Mの創業者一族が設立したH&Mファウンデーションを取材した。非営利財団として教育、清潔な水、平等、地球保護など課題解決に取り組んでいる。このうち、地球保護の活動に関してはファッション産業に集中...



《視点》繊維と火災

2019/02/05

 昨年から合繊メーカーの工場で火災が続いている。いずれのケースも死者や大きなけが人が出なかったのが不幸中の幸いだが、改めて製造現場は火と隣り合わせということを思い知らされる。 過去を振り返れば、合繊、紡績、織布、染...



《めてみみ》磨けば光る

2019/02/04

 新入学・入社シーズンに向けてフレッシャーズ商戦が本格化してきた。男性はもちろん、女性向けでも圧倒的なシェアを誇る紳士服専門店。レディス分野ではパンプス用のシューケアグッズ(前滑り防止)が数百円と買いやすい価格もあ...



《めてみみ》黄色いベスト運動

2019/02/01

 19~20年秋冬パリ・メンズコレクション期間中、来場者たちを悩ませたのは、フランスのマクロン政権に対するデモ「黄色いベスト運動」の影響だ。黄色いベスト運動当日のコレクションのスケジュールは、大幅な変更を余儀なくさ...



《視点》とがりを失う

2019/02/01

 そのアパレルメーカーでは、まず高感度のセレクトショップや地方の有力専門店に最も自信がある商品を薦め、最後に量販店やチェーン専門店用にアレンジして提案していた。 それがブランド統廃合など社内事情で順序が逆転。売り上...



《めてみみ》“香害”をチャンスに

2019/01/31

 外国で満員電車に乗ると周りの人の体臭や強い香水に困ることがあるが、日本ではあまり気にならない。しかし、日本でも匂い、香りに対する反応や関心は高まり、企業は様々な新商品やサービスでチャンスをものにしている。例えば、...