日本ショッピングセンター協会(SC協会)はこのほど『SC白書2025』を発行した。建設費の高騰など開発の課題は抱えつつ、売り上げで過去最高水準になるSCの現況を示している。会員企業へのアンケートを含め、開発、売上高、賃料の動向のほか、人材確保、環境保全や地域貢献の取り組みなどをまとめている。
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建設費の高騰が影響
24年に開業したSCは、38だった。23年よりも4増えた。ただ、コロナ後の22年から35前後となっており、10年前の14年が55だったことなどをみれば、低水準が継続しているとみることができる。