PVパリ27年春夏が開幕 数年ぶりに「花」を打ち出す

2026/02/04 17:30 更新NEW!


トレンドを占うエリアでは、27年春夏を象徴する花をモチーフにした展示コーナーが目を引く(写真=チェ・ミンキョン)

 【パリ=関麻生衣】2月3日に開幕した国際素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ。「サヴォワールフェール」(匠の技)を核に据え、遺産をテクノロジーや領域横断で現代的に昇華させ、未来に継承していく考えを強調した。27年春夏は「数年ぶりに花を前面に打ち出し」(デゾリナ・ズーターPVファッションディレクター)、開放的なムードを意識した。

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 来シーズンのトレンドを占う「プロスペクティブエリア」には花をモチーフにした展示コーナーを随所に配した。各コーナーの中央には職人技に特化したエリア「メゾン・デクセプション」出展者の作品を飾り、周りに様々な国・地域で工業的に作られた素材を囲うように並べ、「職人と産業的な作り手、国と国との対話によって過去から受け継いだ物作りを未来に開放するメッセージ」を伝えた。インテリアとモードなど異なる領域を横断し、技術を応用する物作りの試みにも注目した。

 トレンドカラーは明るい赤や黄色が目を引くが様々な色の上に色をさらに重ねるのが気分という。素材は花びらのような柔らかさや軽やかさ、洗練された可愛さがポイント。綿やリネン、ウールのガーゼのほか、風が通り抜けるようなシアーやツイードも良さそうだ。

 27年春夏トレンドのキーワードは「オープン」と「破壊的なオプティミズム(楽観主義)」。不確実性が高まる社会情勢を反映し、色やデザインの力で「ポジティブに反逆する」意思を表現した。



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