リモートワーク生活が始まってひと月半。生活や働き方について、いろんな気付きがあった。
運動不足になるので、ほぼ毎朝散歩をしている。道中、同様に散歩する子連れの家族にあちこちで遭遇する。パパもママもはしゃぐ子供に引っ張られて、なんとも楽しそう。通常であればあわただしい平日の7時過ぎが一変した。
もちろん、大変な状況下にあって、そんな素敵なことばかりではないが、巣ごもり生活にはいくつかの良い面があった。いつもよりもむしろ健康的だし、私は集中できるせいか、仕事がはかどる。遠隔でも仕事ができることが分かったため、軽井沢や那須など遠すぎない避暑地で暮らすことを考え始めた人もいるようだ。
一方、コミュニケーションが減ったことに不安も感じる。電話や動画で頻繁にはつながっているものの、対面でしか分からない表情の変化に触れたくなってきた。同僚との無駄話も恋しい。
日常の大切さを痛感すると同時に、新たな気付きもある。コロナ禍は、多様な生活や働き方を探るきっかけになっている。
(規)