繊研新聞社が全国のファッション専門学校生(26年春卒業予定)約1150人に実施した「就職意識調査」で、「注目している企業」は3年ぶりにファーストリテイリング(FR)が首位となった。「就職したい企業」は2年ぶりにアダストリアが1位だった。業界への就職希望者はさらに増えた一方で、就職する会社を選ぶ際に重視することの中で「給与・待遇」の比率の上昇も目立った。
(詳細は6月26日付「学ぶ・育てる」に掲載)
注目している企業の2位は、2年連続首位だったアダストリア。20年からFRとアダストリアの両社が1、2位を占め続けている。3位にはパルグループ(前年6位)、4位はコムデギャルソン(8位)、マークスタイラー(4位)になった。
就職したい企業の2位はFR(6位)。就職したい企業にトップ10入りしたことはあるが、2位は今回が初めて。3位は前年首位だったマークスタイラー。4位はパルグループ、5位はベイクルーズと続き、どちらも前年は4位だった。
注目している、就職したい企業のどちらも、その理由に相変わらず「好きなブランドがあるから」が目立ったが、今年は上位企業で給与引き上げなどの待遇を挙げる声も目立った。また、「就職する会社を選ぶ際に重視すること」で、給与・待遇を選ぶ人が大幅に増えた。