コラム

《めてみみ》防寒肌着の可能性

2019/02/20

 先の連休、大寒波が到来した北海道。ちょうど訪れていたのだが、零下10度、20度と聞いても、関西人の記者を含め、暖地に住む者にはピンと来ない。ただ、地元の人が「これは本当に寒い」と言うのだから、やはり記録的な寒波な...

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《視点》改元1カ月前

2019/02/20

 「ある種の高揚感が生まれるだろう。それを大事にしたい」。大手小売業のトップは19年の追い風の一つに新天皇の即位を挙げる。それが消費にどんな影響があるか実際は分からないが、統計の不正で怪しくなった実感のない好景気が...



《めてみみ》値段以外の理由

2019/02/19

 この時期、メンズ専門店の売り場を取材すると、決まって「年明けのセールがぱっとしなかった」という話を聞く。理由の一つは、セレクトショップなどでは、前年の12月から実施する会員向けセールでめぼしい冬物が売れてしまった...



《めてみみ》ローカル工場の魅力

2019/02/18

 大学進学のため記者が上京した30年前は東京への憧れが強かった。就職しても地元に戻るつもりはなかった。だが、今の学生は東京だけに就職先を求めているわけではない。規模の大小は関係なく、個性的なローカル企業に魅力を感じ...



《めてみみ》揺らぐ常識

2019/02/15

 セールに対する作り手、売り手の意識が変わり始めた。〝セール催事〟の集客力の低下が言われていたが、それでも数年前まではセールの開始時期、つまりは早期化が大きな話題だった。ところが、今冬はかなり関心が薄れて見えた。 ...



《めてみみ》適正な飲食比率

2019/02/14

 「SC内で飲食店が増え過ぎではないか」。1月下旬の日本ショッピングセンター全国大会で、レストランなどを運営するロイヤルホールディングスの菊地唯夫代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)が強調した。 SCで飲食を拡...



《視点》納期遅れ

2019/02/14

 昨年のある期間、副資材の納期遅れが日本の中小ブランドの間で話題になっていた。グローバルSPA(製造小売業)やスポーツブランドからの想定を上回る受注や、システムの不具合、工場の人手不足などが重なり、数量が少ない中小...



《めてみみ》『火山島』

2019/02/13

 金石範氏の小説に『火山島』がある。文芸春秋の単行本で全7巻。ざっと計算しただけで200万字を超える大作だ。正月休みを挟んで、読み終わるまで1カ月を要した。これまで読んだなかで最も長い本のような気がする。 小説は1...



《めてみみ》「価値創造費」

2019/02/08

 「楽しさナンバーワン百貨店が我々のアイデンティティーと決めました」と阪急阪神百貨店の荒木直也社長。情報リテーラーや劇場型百貨店など、目指すべき百貨店像を表現してきたが、これが最も腹落ちする言葉だという。個客が求め...



《視点》リュックor手ぶら

2019/02/08

 日本民営鉄道協会が発表した18年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」で、「荷物の持ち方・置き方」が1位になった。一昨年の4位、昨年の3位からランクアップ。リュックサックを背負って通勤する人が増えたと同時に、背負...