「人間、やればできる」。コロナ禍の中で感じた言葉だ。この1~2カ月ほどで日本だけでなく世界レベルで社会が、人の行動が急速に変化していることは誰もが感じているところだ。テレワークの浸透、資料や決済の電子化、判子決済文化の簡略化など、働き方や購買行動に関するいろいろなものが変化している。
一方でこうした変化は、新型コロナが広がる前からいつか起きることといわれ続けてきた。特に「働き方改革」はなかなか浸透してこなかったことだが、ここにきて「どこでも働ける」という意識が人々に一気に根付いた。
なにか新しいことをやろうとする時、「コストが~、リスクが~」など様々なハードルがあるように感じてしまうが、私たち自身が勝手にハードルを作っているのかもしれない。せざるを得ない状況になれば、どうにかして実現させることができるのだと強く思う。これは、自分自身への戒めでもあるが「人間、やればできる」のだ。
確かに新型コロナによって大変な状況であることは変わりない。しかし、人々が手探り状態の中、新しいことに挑戦しやすい環境も生まれている。前向きに考え、挑戦し、この現状をどうにか打破していきたい。
(海)