コラム

《めてみみ》拍手をもらう

2021/01/04

 「お金とは拍手である」。放送作家の小山薫堂さんに聞いた言葉だ。店で買い物する際、商品を気に入ったとか、店員さんの接客が心地良かったとか、何かしら満足したことに対して拍手をするつもりでお金を払えば、客も店も気分が良...

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《視点》紙パックの水

2021/01/04

 21年春夏のプレス向け展示会が11月末から開催されている。コロナ禍を経て意識変化が進むなか、展示会もアポイント制を導入したり、人数制限をしたりといろいろ変化した。その中で特にインパクトがあったのは、ペットボトル飲...



《めてみみ》二つの課題

2021/01/01

 新しい年を迎えた。感染は終息せず医療崩壊も懸念されるなか、年末年始も奮闘されている医療従事者のみなさんに感謝したい。その一方で、業績悪化で数多くの事業者や従業員が不安を抱えて新年を迎えている。私たちも感染防止に取...



《めてみみ》苦難を乗り越えた先に

2020/12/28

 来年3月11日で東日本大震災から10年になる。直後に被災地、仙台市に入り、大きな余震が続く中、専門店や工場を取材した経験は今でも忘れることはない。中でも、Tシャツプリント工場が全壊したアゾットとの出会いは大きい。...



《めてみみ》新常態でも、忘れない

2020/12/25

 「当面は一進一退が続く」と、ある百貨店経営者。一度は回復基調にあった都心店の売上高、客数が再び低下中だ。新型コロナウイルス感染者数の動向によるもので、商戦の回復と悪化が今後も繰り返されるとの見方。消費の中身は、臨...



《視点》中小企業の再編方針

2020/12/25

 この秋に出店した婦人服専門店のオーナーは「いい場所に出られるチャンス」という。商業施設に空床が目立つようになっている状況に事業拡大の追い風を見る。もちろん、チャンスをつかむには資金が必要だ。この専門店は年商3億円...



《めてみみ》「種まき」の時期

2020/12/24

 日本ショッピングセンター協会によると、今年の国内のSC総数は前年を下回った。2年連続だ。40施設が開業した一方、業態変更や大型改装に伴う一時休館を含め、42施設が閉館した。 百貨店などに比べ、SCは順調に市場を拡...



《視点》希望退職募集に思う

2020/12/24

 早期退職・希望退職を募集する上場企業の数が今年、90に達したという。そのうちの2割を占め、最も多いのが繊維・アパレル企業であり、業界の苦境を表している。 早期・希望退職の対象となるのは主に45歳以上。いわゆる団塊...



《めてみみ》あえて、非効率

2020/12/23

 青森県の下北半島を走る機会があった。その太平洋側は原子力発電関連の諸施設が続く。道路沿いには有刺鉄線や監視カメラが張り巡らされ、部外者に対する厳重な警戒が見てとれる。都会ではなかなか感じることの無い雰囲気の道だ。...



《めてみみ》観察と行動と

2020/12/22

 春物を売るべき4~5月に店舗休業を強いられ、在宅勤務が増えたことでスーツの需要が激減し、気温低下が遅れ、セール間際の12月まで防寒アウターも動かなかった。だから今年は服が売れなかった。そういう感想を持つ企業はファ...