コラム

《視点》ラグビーの精神

2019/09/25

 ワールドカップ日本開催を機に、ラグビーの試合をよく見るようになった。華麗なステップやパスをつないでのトライはもちろんだが、果敢にタックルをし、モールやラックに頭を突っ込み、チームのために体を張り続ける献身的なプレ...

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《めてみみ》ローカルの可能性

2019/09/24

 専門店は別の店が同じエリアで同じブランドを扱うことを嫌う。競合を避けるため、多くのブランドは卸し先を地域で1社に絞っている。その結果、有力店のひしめく大都市では入れたいと思っても、すでに他の店が押さえていて、新規...



《視点》社割がブランド価値壊す?

2019/09/24

 先日あるセミナーで興味深い話を聞いた。アパレル販売員の社割購入と自社商品の値崩れの関係性だ。 講師によると「一般的に給与が低いとされる販売員にとって、店頭で着用する服を購入するのは、社割が効いても負担に変わりない...



《めてみみ》けなげなインフルエンサー

2019/09/20

 20年春夏レディスのデザイナーコレクションは、ニューヨーク、ロンドンに続きミラノへと舞台を移した。いつになく秋の気配が訪れない各都市で、けなげに秋物をまとって会場に現れる観客たちがほほ笑ましい。ストリートスナップ...



《視点》環境資材の市場定着

2019/09/20

 アパレル市場でのサステイナブル(持続可能性)への関心の高まりに対応し、服飾副資材業界でも環境負荷を低減するパーツの開発と発信が活発になってきた。ファスナーや樹脂ボタン、ネーム類、テープ、縫い糸、包材、ハンガーなど...



《めてみみ》胸襟を開く

2019/09/19

 日系企業で中国人総経理が少しずつ増えてきた。取材すると「総経理になってから心掛けてきたのは中国に根を張ること」という言葉をよく聞く。各社とも中国内販を強化しているためだ。そこで課題になるのが回収の問題。「中国企業...



《視点》変わる支援の形

2019/09/19

 夏休みにカンボジアのシェムリアップを訪れた。学生時代にNGO(非政府組織)の活動でプノンペンに行って以来、カンボジアは二十数年ぶりだ。シェムリアップはアンコール・ワットをはじめとするアンコール遺跡群の拠点となる街...



《めてみみ》香港人の悩み

2019/09/18

 香港のデモが本格化して16日で100日が経過した。14年の雨傘運動は79日で鎮圧されたから、かなり長い。雨傘の時は、幹線道路を封鎖し続けるなど市民生活への影響が大きく、デモが長期化する中で市民の心が徐々に離れた。...



《視点》購買の背中を押す力

2019/09/18

 衣服に使われる素材。種類の多さや耳なじみのない専門用語で敬遠されがちだが、この数年で、消費者との距離が少し縮まったように思う。衣服を購入する際、どんな素材が使われているか気にすることが増えたのではないか。 背景に...



《めてみみ》増税よりも台風

2019/09/17

 9月も半ばを過ぎたというのに、東海や西日本では連日30度超えの暑さが続いている。飼い犬の毛が生えかわり、夏の毛になったのが8月上旬。いつもより1カ月ほど遅かった。暑さをしのぐための夏の毛は、例年よりも長く必要だと...