《視点》実力の背景

2021/01/06 06:23 更新


 アメフト学生日本一を決める甲子園ボウルが行われ、関学大が日大を下して優勝した。勝った関学は学生代表として1月3日、ライスボウルで社会人日本一となったオービックと雌雄を決した。ライスボウルは09年を最後に、学生側は勝てず、今年も敗れた。

 学生と社会人で日本一を競うようになった84年からしばらくは、社会人代表の方がなかなか勝てなかった。当時は社会人のクラブチームが少なく、切磋琢磨(せっさたくま)の場も限られていた。大学で活躍した選手が卒業と同時に競技から離れる場面も少なくなかった。しかし、社会人リーグの整備が進み、大学でのアメフト経験者や外国人選手の受け皿以上に、選手の実力やチーム戦術を高める場となり、観客動員も増え続け、Xリーグは国内最高レベルとなった。

 環境を整える目的は活動の質を高めることだ。ただし、その成果は時間がかかることが多い。コロナ禍で様々な場面で制限されることが増えた。それを逆手に足元を見直し、働き方の改善を進めた企業も多い。見通しの悪いなかでも、明るい未来となる努力なのは間違いない。

(樹)



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