【記者の目】SC開発にブレーキも… イオングループは増床含め拡大を継続
2024/02/05
SCの開発にブレーキがかかっている。建築コストが上昇、建設の人手不足が深刻なためだ。コロナ下よりは改善したとはいえ、テナントの出店意欲も高いとは言えない環境にあるが、イオングループ各社は、地域特性に応じた施設の多...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2024/02/05
SCの開発にブレーキがかかっている。建築コストが上昇、建設の人手不足が深刻なためだ。コロナ下よりは改善したとはいえ、テナントの出店意欲も高いとは言えない環境にあるが、イオングループ各社は、地域特性に応じた施設の多...
紡績企業が人材に関わる課題に取り組んでいる。売り手市場で採用の難易度が高まっている上に、以前にも増して流動化が顕著で、離職者に悩む経営者の声が聞こえてくる。高齢化も深刻で、ベテラン従業員の技術やノウハウが十分に継...
多様性を尊重する流れが社会全体に広まるなか、雑貨や眼鏡専門店、スーパーなど幅広い年代の客が来店する小売業でも、販売員の髪の色や身だしなみに関する規定を見直す動きが広がりつつある。自分らしく働ける環境作りや自主性を...
国内の靴市場で消費の伸び悩みが続く中、単価の高いスニーカーの売れ行きが大きく伸びてきた。ラグジュアリーブランドや一部の靴のブランドではこの数年、高級感のある革や軽量で屈曲性の高い機能ソールを使った商品を充実し、ユ...
ファッション関連の産地はどこも厳しい。コロナ禍が売り上げ減少を加速させたところも少なくない。起死回生策はないとしても、大阪の「オーラウンド」を見て、地域一体型のオープンファクトリーをどんどんやったらいいのではない...
飲食店を併設する個店の存在感が際立ってきた。10月初旬~11月中旬、繊研新聞の新興面で「衣+食の個店」という連載をした。日頃から個店専門店を取材する数人と担当した。コロナ禍を経験したことで、リアル店舗の役割が改め...
24年春夏コレクションでは引き続きスタンダードアイテムがトップトレンドとなった。もちろん、それは単純なスタンダードではなく、「スペシャルな普通」。誰もが日常的に身に着ける白シャツやデニムパンツを、いかに新鮮に見せ...
今春の新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行後、消費行動がさらに活発になり、コロナ禍前の売り上げ実績を上回る百貨店、商業施設が増えてきた。一方で入店客数はコロナ禍前には戻っていない施設がほとんどだ。人口減少...
ファーストリテイリングは今期(24年8月期連結)、売上収益3兆円超えを計画する。さらに「今後、数年程度で5兆円を達成し、さらに10兆円を目指す」(柳井正会長兼社長)考えだ。達成に向け、グローバル出店加速と「持続可...
百貨店のインバウンド(訪日外国人)需要が急回復している。22年10月の水際対策の緩和以降、台湾、香港、韓国など東アジアの訪日客を中心に、免税売り上げをけん引する。都心立地の百貨店は免税売上高がほぼコロナ禍前の19...