【記者の目】コロナ後の子供服ブランドの作り方 「N=1」の熱量をそのまま
2024/07/01
「プティマイン」(ナルミヤ・インターナショナル)の登場が子供服市場の勢力図を塗り替え、はや13年。子供服専業企業の主力ブランドは、立ち上げから10年、20年が経ち、次なるブランドが育っていない。これまで様々な策が...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2024/07/01
「プティマイン」(ナルミヤ・インターナショナル)の登場が子供服市場の勢力図を塗り替え、はや13年。子供服専業企業の主力ブランドは、立ち上げから10年、20年が経ち、次なるブランドが育っていない。これまで様々な策が...
国内繊維産地の人手不足が深刻化している。特に産地の分業を支える中小規模事業者で担い手が減っており、この傾向が続けば産地内での分業体制やサプライチェーンは維持できなくなる。コロナ下で広まった「地方移住」に注目し、打...
和装の生産構造が大きな転換期を迎えている。市場がピークを迎えてから半世紀にわたり縮小が続いてきた業界だが、コロナ禍による自粛期間からの回復を図ろうという段階で、生産基盤の極端な縮小というかつてない急激な変化を迎え...
大手セレクトショップが新規客の獲得に乗り出している。創業時から成長を支えてきた主力業態の顧客年齢層が上がっており、若年層の取り込みが目下の課題だ。情報収集の手段が多様化し、ファッションの好みも細分化しているため、...
服飾雑貨メーカーはコロナ禍が明け、人流の増加や旅行、イベントの再開などで業績が上向いている。百貨店が主販路の企業はインバウンド需要も加わり、売り上げが伸びている。だが、百貨店は平場の縮小や閉店が続いており、売り場...
コロナ禍を経て、再び生地輸出に力を入れる企業が増えてきた。5月に開かれた生地見本市プレミアム・テキスタイル・ジャパンでもアジアからのバイヤーが多く訪れ、出展社からは「洋服にお金をかけるようになっており、レベルの高...
近年、ファッション業界ではアニメやゲームなどと協業し、ヒット商品を生み出す企業が増えている。各社が口を揃えて話すのがファンの熱量の高さ。協業が購買力の強い新規客との接点になっている。重要なのはファッション企業の視...
シニアマーケットへの注目度が高まっている。少子化の一方で、高齢者人口は年々増えており、今後の市場性に期待感は強まっている。高齢の就労者が増えているほか、以前よりも行動が活発になっているため市場としての魅力は増して...
近年、夏が長くなる傾向にあり、従来の季節MDが通用しなくなっている。気候変動への対応として、春夏物の比重を増やす企業も増えた。バッグメーカーのキャロットカンパニーはMDの見直しにとどまらず、環境変化で生まれる新た...
MBO(経営陣による買収)による上場廃止や、前年同期比約20%の減収…。新型コロナ禍で密を避けるアクティビティーとして注目され、急成長してきたキャンプ・ゴルフ業界ではこの間、リーディング企業・ブランドで驚きのニュ...