記者の目

繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。

【記者の目】イベントで発信強める播州織産地 生地の展示・販売、工場開放で種撒き

2026/06/29

 先染め織物で知られる播州織産地で、一般消費者が参加できるイベントが活発に開かれている。北播磨地場産業開発機構による25年3月の統計によると、組合加入企業は116社、生産量は1012万1000平方メートル。「ガチャ...

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【記者の目】期待されるシニアマーケット 人口増、就労増で消費アップ

2026/06/22

 シニアマーケットへの注目が徐々に高まっている。健康年齢が上昇し、所有金融資産も多く、当面は人口も増えていくことから市場開拓の余地は大きいとの見方が強まっている。若返りばかりが注目されるファッション分野でもシニアの...



【記者の目】さらに広がるUV対策商品市場 健康志向の強まりから客層拡大

2026/06/08

 年々猛暑日や暑い日が増え、夏が長くなる気候の変化に対応し、UV(紫外線)対策商品の市場が拡大している。日傘をはじめフェイスカバーやアームカバー、UVカットパーカなど商品の幅と、客層の裾野が広がり、機能やデザインな...



【記者の目】競争激化するリカバリーウェア 〝リカバリー〟と称するだけでは通用しない

2026/06/01

 医療機器のリカバリーウェア市場が依然として活況のようだ。疲労という日常生活で身近な悩みに応えてくれるかもしれないという期待感から、中高年層を中心に消費者の興味を引いている。昨年に相次いだ、低価格帯商品の登場は疲労...



【記者の目】新ライン、リブランディングが相次ぐファッションジュエリー 市場の隙間やずれに対応

2026/05/25

 ファッションジュエリー企業で、リブランディングや新ブランドのリリースが相次いでいる。素材価格の高騰、市場の二極化やニーズの変化に対応しつつ、新規客獲得につなげる狙いがある。特に、都市型百貨店に向けたファインジュエ...



【記者の目】働き手が働く場所を選ぶ時代 商社は離職を防ぐために何が必要か

2026/05/18

 同じ会社で働き続けるか、転職か、起業か――。定年まで働く意識は薄れ、今や転職は当たり前。人手不足を背景に売り手市場は続き、働き手が働く場所を選ぶ時代になっている。繊維商社は世の中の変化をいち早く捉え、ビジネスの変...



【記者の目】異業種と協業する東京ブランド テクノロジーとカルチャーを融合

2026/04/27

 ファッションブランドで様々なテクノロジーやカルチャーを融合して製品の付加価値を高める協業が相次いでいる。異なる要素を取り込む過程には、一企業の既存の生産背景では成し得なかった技術の進化の可能性も秘める。この間、東...



【記者の目】神戸がファッション都市として再生するには コミュニティー型産業集積を

2026/04/20

 73年、全国に先駆けて「ファッション都市」を宣言した神戸市。ファッション産業を育成し、神戸の都市イメージを上げる取り組みが脈々と続けられてきた。しかし、官民挙げたファッションイベントがなくなりつつあり、アパレル、...



【記者の目】新興ブランド、卸先開拓が難化 SNSや受注会で直販強化へ

2026/04/06

 新興ブランドがセレクトショップなどの卸先を開拓するのは以前に比べ、だいぶ困難になっている。一部の元気なところを除けば、地方のセレクトショップの経営が厳しい状況で、新たなブランドの発掘・育成する余裕がなくなっている...



【記者の目】胸を小さく見せる下着が広がる 潜在需要の商品化は新定番になるか

2026/03/30

 バストのボリュームを抑える機能性インナーが存在感を増している。かつてはユーザー層や使用シーンが限定的な商品とされてきたが、SNSやECのレビューが多様な潜在需要を映し出した。「これが解決策」と確信した顧客が自発的...