【記者の目】SCが新規事業を加速する背景 既存ビジネスとの相乗効果が鍵
2025/09/08
複数の大手SCディベロッパーが主力のSC運営以外の事業拡大を加速している。直営店の強化や新規分野への取り組み、自社グループ以外の施設のリーシング・運営受託業務の拡大などだ。中長期的に既存のSC事業で大きな成長が見...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2025/09/08
複数の大手SCディベロッパーが主力のSC運営以外の事業拡大を加速している。直営店の強化や新規分野への取り組み、自社グループ以外の施設のリーシング・運営受託業務の拡大などだ。中長期的に既存のSC事業で大きな成長が見...
日本百貨店協会がまとめている全国百貨店売上高概況の「10都市以外」は、25年7月で10カ月連続の前年割れとなった。一時は、コロナ禍明けのリベンジ消費の恩恵もあったが、商圏規模の小さい地方都市の百貨店の多くは再び減...
日本の化学繊維・合成繊維産業が岐路に立っている。20年代に入ってから、複数企業が構造改革やノンコア事業の切り離しで合繊事業の縮小・撤退を進め、国内の生産規模はピーク時の3分の1以下に縮小している。日本の化合繊はこ...
25~26年秋冬のレディス市場は、ニットとファーがトレンドの予感だ。注目はアクセサリーとトッピングアイテム。ウェアだけでなく、残暑でも取れ入れやすいワンポイントのニット、ファーアイテムが増え、ラインナップに厚みが...
アイウェア市場で製造小売り型眼鏡専門店が元気だ。01年にジンズとゾフが同方式を導入した眼鏡専門店の出店を始め、10年ほど前から先行して海外で出店を増やしてきたオンデーズも加わり、店舗網と売り上げを拡大。コロナ下で...
小売業でECが欠かせなくなって久しい。売り上げ不振に悩む多くの個人経営の専門店にとっても実店舗補完の意味で、ECは欠かせない販売手法なのは明らかだ。しかし、個店の本格的なEC参入は進んでいないのが実情だ。あらゆる...
服飾雑貨メーカーは、従来のライセンスビジネスに加え、オリジナルの開発やアイテムの拡充で、縮小する売り場の確保、多様化する消費者の購買動向への対応を強めている。人口は減少傾向で、従来の売り場や取引先頼りでは先が見通...
日本の繊維・ファッション産業を魅力あるものにするためには、働く環境の整備や安定的な人材確保が重要な課題となっている。経済産業省は繊維産業の監査要求事項・評価基準「JASTI」を策定し、今年4月から運用を開始した。...
アフターサービスを備えるDtoC(消費者直販)ブランドがECを中心に増えている。自社で丈調整や破れ、ほつれのお直しに対応するところや、機能性素材の再加工サービスなど幅広い。売って終わりではない取り組みに力を入れ始...
レディスアパレルの秋冬MDが難しくなっている。残暑が長引き、防寒コートが着用時期である年明けに近づかないと売れなくなっていることが大きな要因で、従来のMDでは通用しなくなっている。鮮度やトレンドも加味しながらより...