【記者の目】国内縫製が直面する〝新卒離職〟 キャリアアップの明確な提示を
2025/04/28
国内縫製業が新卒日本人社員の定着に頭を悩ませている。新卒採用しても、入社数年で離職してしまうケースが少なくない。ミシンオペレーターは一人前になるまで「最低3~5年かかる」と言われる縫製業界。早期離職が止まらなけれ...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2025/04/28
国内縫製業が新卒日本人社員の定着に頭を悩ませている。新卒採用しても、入社数年で離職してしまうケースが少なくない。ミシンオペレーターは一人前になるまで「最低3~5年かかる」と言われる縫製業界。早期離職が止まらなけれ...
国内の靴市場が停滞している。24年は革靴の国内生産が前年比で50万足近く減った。低価格の輸入靴は売れているように見えるが、実際はそれほど売れていない。国内の靴の需要は確実に減退しており、インバウンド消費による高級...
疲労回復効果が期待される〝リカバリーウェア〟に該当する製品、あるいはそれに類する製品の一部で、法律に抵触しかねない問題が指摘されている。それを見かねた厚生労働省がこのほど事業者に対して注意を促した。どんな理由があ...
レッグ・インナーウェアの機能が多様化している。暑さ対策、防寒といった季節商品が大きな柱であることに変わりないが、近年は消費者の生活防衛意識や異常気象で難しいかじ取りが続く。他方で、体の不調や悩みの改善に寄与する新...
例年より気温が高かった24年10月は秋物が売れず、既存店売上高が落ち込んだ専門店が目立った。25年も2月は低気温で春物実需の活性化が遅れた。体感気温にそぐわない品揃えで端境期の売り上げを伸ばすことは難しい。猛暑や...
世界で開催される素材見本市が活況を呈している。コロナ下で国を越えた移動が制限され、一度は縮小したが、この2年ほどで復調し、会場はにぎわいを取り戻した。昨年から今年にかけて開かれた主な見本市は、出展者数、来場者数と...
国内スポーツメーカーはDtoC(消費者直販)戦略を加速している。自社ECを拡大し、直営店の充実にも余念がない。国内のスポーツ用品市場はコロナ禍後、順調に回復してきており、旺盛なインバウンド需要も販売を底上げしてい...
老朽化や商環境の変化で、刷新が求められる商業施設が増えている。業態転換などが広がっているが、建て替えは新施設開発が建築費の高騰で難しくなっているのと同様に投資と回収の課題が重くなっている。それでも可能なのは人口な...
繊研新聞社は10代前半~20代後半を対象に、環境問題に対する意識やファッション消費についてのアンケート調査を行った。普段からSNSやネットを通じてたくさんの情報に触れている若者は、何を基準に服を選んでいるのか。情...
動物福祉への関心が高まる中、厳しい目にさらされるようになったウールや獣毛などの動物繊維。動物愛護団体PETAが配信した、獣毛繊維の生産における動物虐待を告発する動画は、モヘヤやアルパカ、アンゴララビットヘアなどの...