記者の目

【記者の目】変容する大型商業施設の館作り 多様な“顔”で集客目指す

2023/11/27

 今春の新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行後、消費行動がさらに活発になり、コロナ禍前の売り上げ実績を上回る百貨店、商業施設が増えてきた。一方で入店客数はコロナ禍前には戻っていない施設がほとんどだ。人口減少...

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【記者の目】ファーストリテイリング、売り上げ10兆円企業へ

2023/11/20

 ファーストリテイリングは今期(24年8月期連結)、売上収益3兆円超えを計画する。さらに「今後、数年程度で5兆円を達成し、さらに10兆円を目指す」(柳井正会長兼社長)考えだ。達成に向け、グローバル出店加速と「持続可...



【記者の目】百貨店のインバウンドが急上昇 コロナ禍前と買い方は一変

2023/11/06

 百貨店のインバウンド(訪日外国人)需要が急回復している。22年10月の水際対策の緩和以降、台湾、香港、韓国など東アジアの訪日客を中心に、免税売り上げをけん引する。都心立地の百貨店は免税売上高がほぼコロナ禍前の19...



【記者の目】構造変革を迫られるテキスタイル産地、尾州 付加価値付与に欠かせない存在へ

2023/10/30

 ウール生地を主力とするテキスタイル産地の尾州が、大きな変わり目を迎えている。3年にも及んだコロナ禍を経て、産地規模はさらに縮小した。分業体制の揺らぎが大きい。しかし、国産の差別化素材を担う同産地への、デザイナーや...



【記者の目】国産ジーンズの今 若者とインバウンドが注目 人手不足、高齢化で生産量に課題

2023/10/23

 ジーンズ離れと言われて約10年。21年ごろからデニムがトレンドに再浮上し、再びジーンズが注目され始めた。高品質な国産ジーンズの〝語れる〟要素がSNSやユーチューブで発信されたことで、高価格帯ジーンズに引かれる若者...



【記者の目】経産省が衣料品の資源循環で制度・支援策検討 事業者にもメリットが不可欠

2023/10/16

 経済産業省が衣料品の回収、再利用など資源循環を促進するための新たな制度と事業者支援策の検討を始める。今年1~9月に開いた検討会で提起した政策課題を、秋に開始する審議会で具体化する。繊維産業にサステナイナビリティー...



【記者の目】専門商社、この10年の営業利益推移 蝶理と帝人は100億円台に

2023/10/02

 事業環境が目まぐるしく変わる中でも、中・長期で成長している企業や安定して利益を出している企業はどこか。上場する専門商社を中心に、繊維事業を手掛ける商社のこの10年の営業利益の推移を調べた。【関連記事】専門商社の4...



【記者の目】韓国ファッションの今 国を超え新ジャンルとして定着

2023/09/25

 コロナ禍が明け、盛り上がりを見せる〝韓流ブーム〟がこれまでとは違う様相を呈している。数年前までの一時的なトレンドではなく、Kファッションや韓国のサブカルチャーが一つのジャンルとして定着しつつある。韓国のアパレルブ...



【記者の目】韓国ファッションの勢いが止まらないわけ 大人にも伸びしろあり

2023/09/04

 レディス市場で、韓国ファッションブームがさらに広がってきた。これまでメインストリームは若者だったが、23年秋冬から韓国ブランドの扱いを増やすという有力ショップが出てきている。同様に、日本進出を目指す韓国ブランドに...



【記者の目】輸入量減少も市場に定着した古着 魅力をさらに高める環境整う

2023/08/28

 財務省の貿易統計によると、2年連続で過去最高の輸入量を更新し続けていた古着の23年1~6月の輸入量(速報値)は、前年同期比7.3%減になった。減少したとは言え、この間の古着の盛り上がりによって、これまでには見られ...