記者の目

【記者の目】販路広げる海外ブランド 既存客に加えて新たな層に発信

2024/11/18

 価値あるアイコン商品を持つラグジュアリーブランドがここ数年、販路を広げている。キャメルカラーのカシミヤコートが人気の「マックスマーラ」、レザーバッグのバリエーションを増やす「トッズ」、エレガントなウェアを得意とす...

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【記者の目】リペアとビジネスは両立するか 新製品は売りづらくなる?

2024/10/28

 アウトドアメーカーで、製品の長期使用を消費者に促す取り組みが広まっている。リペアサービスの拡充や、製品ケアの啓蒙(けいもう)、中古品の販売などがそれにあたる。「良いものを作り、小まめにケアや修理をしながら長く使っ...



【記者の目】次に狙うべき市場はどこ? 有力アパレルや商社の海外戦略から考える

2024/10/21

 国連によると世界の人口は2080年半ばごろまで増え続け、現在の82億人から103億人ほどになる見通しだ。人口動態が変われば市場も変わる。人口が減っていく日本を飛び出し、世界に打って出るとすれば、どの市場を狙えば成...



【記者の目】大手百貨店の外商改革 「顔の見える客」に資源集中

2024/10/07

 大手百貨店の23年度外商売上高はコロナ禍前の19年度を上回り、過去最高の水準に達した。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品などの高額品の需要が押し上げ、希少性、独自性がある商品や個別対応のサービスが顧客の支持を得...



【記者の目】国内縫製工場アンケート調査から考える 工賃アップのために何をすべきか

2024/09/30

 9月10~20日に計8回、本紙で「国内縫製の今と未来~工場へのアンケート調査から」を連載した。国内の縫製工場に回答してもらったA4サイズ2枚、計59社から集まったアンケートをベースに24年春夏物受注結果・24年秋...



【記者の目】入学者減少傾向が続く服飾系専門学校 新しい学科やコースの特徴は?

2024/09/02

 服飾系専門学校ではコロナ禍以降、入学者の減少傾向が続いている。少子化による18歳人口の減少と大学志向の強まり、アパレル産業の不振を背景に苦戦気味。入学者確保のため、ファッション業界と社会全体のビジネス環境の変化に...



《記者の目》商業施設の全館セール再考 時期とあり方の見直し検討を

2024/08/26

 商業施設の全館セールの勢いが全体として低下している。今夏も多くの施設がセール期間中の売り上げを伸ばしたが、「以前のような爆発力はない」という施設がこれまで以上に増え、実需に対応したプロパー品を強化した店舗や、セー...



【記者の目】輸出機運の高まる日本製ブランド 企画で重視すべきポイントは?

2024/08/05

 メンズカジュアルをはじめとした日本製ブランドの海外輸出の機運が再び高まっている。コロナが終息し、海外へ営業できる機会が戻り、円安の追い風もある。販路を広げるために、企画で重視すべきポイントは何だろうか。評価の高い...



【記者の目】サステイナブル施策が進展するには? 欧州連合の動向に注目

2024/07/29

 欧州連合議会は4月、企業活動による人権や環境への悪影響を予防・是正する義務を企業に課す「コーポレート・サステナビリティーデューデリジェンス指令」(CSDDD)を採択した。世界のサステイナブル政策をリードする欧州連...



【記者の目】ドレスは下火なのか? 着回せる付加価値が重要

2024/07/22

 レディス市場で、ドレスの需要が減少してきている。ドレスは、ドレスのように見えるトップとスカートのセットアップや、ドレスと軽い羽織りのセット販売に進化。「合わせて着ると一枚のドレス風。別々でも活躍する」ものが増えて...