国内市場の縮小や円安を背景に、海外輸出に力を入れる企業が増えている。輸出で必須になるのが、他国ではまねできない日本ならではのこだわった物作りだ。海外産テキスタイルの品質が向上する中、繊細な風合いや日本の伝統的な技法による加工など、メイド・イン・ジャパンのテキスタイルだけが持つ付加価値が欠かせない。一方で人手不足や廃業などによる生産場の減少が課題となっている。
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伝統的な技法で
3月に開かれた素材見本市のインターテキスタイル上海アパレルファブリックス春で、日本ファッションウィーク推進機構がとりまとめるジャパンパビリオンには過去最大規模の29社が参加。日本企業のテキスタイルを求める来場者が多く訪れ、3日間を通して盛況だった。
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