ファーストリテイリングの第3四半期(24年9月~25年5月)連結業績は日本と欧米を中心にユニクロの販売が好調で増収増益を果たし、過去最高業績となった。売上収益2兆6167億円(前年同期比10.6%増)、営業利益4509億円(12.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益3390億円(8.4%増)。
国内ユニクロは売上収益8014億円(11%増)で営業利益1506億円(17.8%増)。通年商品の販売が好調を維持し、3~5月も夏物が売れた。海外ユニクロは売上収益1兆4571億円(12.7%増)、営業利益2406億円(8.4%増)。中国大陸市場が減収減益だったが、韓国が大幅増収増益、東南アジア・インド・豪州は大幅増収増益。北米も大幅増収増益で3~5月は米国による追加関税や相互関税の影響はほぼなかったという。欧州も大幅増収増益だった。
ジーユーは売上収益2562億円(4%増)、営業利益263億円(10.7%減)。原価率上昇で粗利益率が低下し、給与引き上げなどで人件費率が上昇し、減益となった。
6~8月もユニクロが好調を維持する見込みで、通期は売上収益3兆4000億円、営業利益5450億円、親会社の所有者に帰属する当期利益4100億円で過去最高を計画する。