6月のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、気温が上昇した中旬から下旬にかけて夏物実需が活性化した。百貨店はラグジュアリーブランドなど高額品で、免税売り上げの落ち込みが続いたが、国内客の売上高は堅調だった。専門店も夏物の販売が伸びたが、低気温だった前半の苦戦を後半で挽回できなかったところもあった。
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百貨店 国内客は堅調
前年同月の高い伸びの反動もあって、免税売り上げは三越伊勢丹38.6%減、高島屋35.9%減、大丸松坂屋百貨店が31.4%減と大幅減。19年度比では高島屋66%増、大丸松坂屋百貨店47%増とコロナ禍前の水準は上回った。
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