【記者の目】次に狙うべき市場はどこ? 有力アパレルや商社の海外戦略から考える
2024/10/21
国連によると世界の人口は2080年半ばごろまで増え続け、現在の82億人から103億人ほどになる見通しだ。人口動態が変われば市場も変わる。人口が減っていく日本を飛び出し、世界に打って出るとすれば、どの市場を狙えば成...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2024/10/21
国連によると世界の人口は2080年半ばごろまで増え続け、現在の82億人から103億人ほどになる見通しだ。人口動態が変われば市場も変わる。人口が減っていく日本を飛び出し、世界に打って出るとすれば、どの市場を狙えば成...
大手百貨店の23年度外商売上高はコロナ禍前の19年度を上回り、過去最高の水準に達した。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品などの高額品の需要が押し上げ、希少性、独自性がある商品や個別対応のサービスが顧客の支持を得...
9月10~20日に計8回、本紙で「国内縫製の今と未来~工場へのアンケート調査から」を連載した。国内の縫製工場に回答してもらったA4サイズ2枚、計59社から集まったアンケートをベースに24年春夏物受注結果・24年秋...
服飾系専門学校ではコロナ禍以降、入学者の減少傾向が続いている。少子化による18歳人口の減少と大学志向の強まり、アパレル産業の不振を背景に苦戦気味。入学者確保のため、ファッション業界と社会全体のビジネス環境の変化に...
商業施設の全館セールの勢いが全体として低下している。今夏も多くの施設がセール期間中の売り上げを伸ばしたが、「以前のような爆発力はない」という施設がこれまで以上に増え、実需に対応したプロパー品を強化した店舗や、セー...
メンズカジュアルをはじめとした日本製ブランドの海外輸出の機運が再び高まっている。コロナが終息し、海外へ営業できる機会が戻り、円安の追い風もある。販路を広げるために、企画で重視すべきポイントは何だろうか。評価の高い...
欧州連合議会は4月、企業活動による人権や環境への悪影響を予防・是正する義務を企業に課す「コーポレート・サステナビリティーデューデリジェンス指令」(CSDDD)を採択した。世界のサステイナブル政策をリードする欧州連...
レディス市場で、ドレスの需要が減少してきている。ドレスは、ドレスのように見えるトップとスカートのセットアップや、ドレスと軽い羽織りのセット販売に進化。「合わせて着ると一枚のドレス風。別々でも活躍する」ものが増えて...
アパレル業界でシーズンMDの見直しが進んでいる。夏は酷暑で長く、冬は暖冬で寒い時期が短い。従来のシーズン区分が通用しなくなったことで、秋冬物偏重型の商品構成をしてきたほとんどのブランドは、大きな転換期を迎えている...
「プティマイン」(ナルミヤ・インターナショナル)の登場が子供服市場の勢力図を塗り替え、はや13年。子供服専業企業の主力ブランドは、立ち上げから10年、20年が経ち、次なるブランドが育っていない。これまで様々な策が...