記者の目

【記者の目】経産省が衣料品の資源循環で制度・支援策検討 事業者にもメリットが不可欠

2023/10/16

 経済産業省が衣料品の回収、再利用など資源循環を促進するための新たな制度と事業者支援策の検討を始める。今年1~9月に開いた検討会で提起した政策課題を、秋に開始する審議会で具体化する。繊維産業にサステナイナビリティー...

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【記者の目】専門商社、この10年の営業利益推移 蝶理と帝人は100億円台に

2023/10/02

 事業環境が目まぐるしく変わる中でも、中・長期で成長している企業や安定して利益を出している企業はどこか。上場する専門商社を中心に、繊維事業を手掛ける商社のこの10年の営業利益の推移を調べた。【関連記事】専門商社の4...



【記者の目】韓国ファッションの今 国を超え新ジャンルとして定着

2023/09/25

 コロナ禍が明け、盛り上がりを見せる〝韓流ブーム〟がこれまでとは違う様相を呈している。数年前までの一時的なトレンドではなく、Kファッションや韓国のサブカルチャーが一つのジャンルとして定着しつつある。韓国のアパレルブ...



【記者の目】韓国ファッションの勢いが止まらないわけ 大人にも伸びしろあり

2023/09/04

 レディス市場で、韓国ファッションブームがさらに広がってきた。これまでメインストリームは若者だったが、23年秋冬から韓国ブランドの扱いを増やすという有力ショップが出てきている。同様に、日本進出を目指す韓国ブランドに...



【記者の目】輸入量減少も市場に定着した古着 魅力をさらに高める環境整う

2023/08/28

 財務省の貿易統計によると、2年連続で過去最高の輸入量を更新し続けていた古着の23年1~6月の輸入量(速報値)は、前年同期比7.3%減になった。減少したとは言え、この間の古着の盛り上がりによって、これまでには見られ...



【記者の目】キャンプブームはもう終わり? 長期視点で正しい戦略を

2023/08/21

 大手アウトドアメーカーの業績悪化やキャンプ参加人口の減少を伝える統計などから、キャンプブームの終息や失速を指摘する声が業界内で出始めている。確かにコロナ禍を追い風とした特需的な盛り上がりは一段落したが、長期トレン...



【記者の目】構造改革が進む総合アパレル 急がれる地盤固め

2023/08/07

 総合アパレルメーカーの22年度の業績が揃って増収となり、23年度も引き続き増収基調が続いている。新型コロナウイルス感染症の影響も加わり、業績低迷が続いていたが、コロナ禍前からの構造改革への取り組みがようやく成果と...



【記者の目】踏み込んだCMや動画に反響 子供関連企業が伝えたいメッセージ

2023/07/31

 企業の社会的責任が問われる今、企業姿勢をCMや動画を通して消費者に伝える事例が増えている。一方で、表現を一歩間違えると炎上につながりかねないリスクもある。今年は子供関連企業で踏み込んだ作品が公開され、反響を呼んで...



【記者の目】苦境に立つ日本のテキスタイル 人手不足など構造的課題

2023/07/24

 国内テキスタイル産地が苦境に立たされている。キーインダストリーと言われる染色のキャパシティーが縮小し、撚糸や織りでも小規模事業者の廃業が続くなどサプライチェーンは弱体化している。人手不足も重なって生産対応力が低下...



【記者の目】なじみの薄い織物産地を盛り上げるには? 最終製品で機屋を後押し

2023/07/03

 織物産地を盛り上げる取り組みが活発化している。繊維産地の中でも織物産地は、消費者にはなじみの薄い存在になっているところが多いことから、アパレル企業が最終製品を押し出し、産地の認知拡大・活性化につなげようと、奮闘し...