【記者の目】次に狙うべき市場はどこ? 有力アパレルや商社の海外戦略から考える

2024/10/21 13:30 更新有料会員限定NEW!


繊維専門商社のヤギは今年を「グローバル元年」と位置付ける。7月に米NYでオフィスを開設するなど世界販売拡大に向け、様々な手を打っている

 国連によると世界の人口は2080年半ばごろまで増え続け、現在の82億人から103億人ほどになる見通しだ。人口動態が変われば市場も変わる。人口が減っていく日本を飛び出し、世界に打って出るとすれば、どの市場を狙えば成長の可能性があるか。日本の有力専門店やスポーツ企業の海外進出状況、商社の海外拡大戦略などから考えてみたい。

米中が抜けた存在

 データ調査会社のStatistaによると、世界の国別アパレル市場規模(22年)は、米国と中国が他を圧倒的に引き離している。トップの米国は3260億ドル(約48兆5740億円)で2位の中国が2940億ドル(43兆8060億円)。3位はインドの925億ドル(13兆7825億円)で上位2国とは大きな差がある。4位が日本で744億ドル、5位英国720億ドルと続く。

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