大学3年生など27年春卒業予定の学生の就職活動は、3月1日の大手就職サイト採用ナビの情報開示を受けて本格化する。ファッションビジネス(FB)は中小企業主体で、多様な業種や人が連携して成り立つ業界。どんな職種があるのか、仕事の種類と、その内容が分からない人、目指す方向や職種が定まらない人も多いはず。本格的に〝就活〟を始める学生をはじめ、FB業界に興味のある人に向けて、現場で活躍する様々な職種の先輩たちに、仕事の内容と魅力について語ってもらった。
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販売スタッフ(社内インフルエンサー) 魅力を柔軟かつ冷静に発信
パル「ウィムガゼット」青山店 佐藤亜由美さん
大人の女性がターゲットのレディス「ウィムガゼット」青山店で、社内インフルエンサーとしてSNS投稿や接客販売を担当しています。路面店なので、わざわざ足を運んでみたくなるきっかけ作りは欠かせません。インスタライブを積極的に行うほか、ここにしかないインポート商品をアピールするなど、SNSの活用はとても重要です。
SNSは毎日、アップしています。積み重ねが信頼の獲得にもつながります。画像も大事ですが、文章にもこだわっている点がセールスポイントです。
何を、どう紹介するかは、普段から計画を立てていますが、固執はしていません。SNSは流行の変化が早いからです。新しい流行があれば社内で共有されます。ブランドとして、こう取り入れてみよう、と考えて計画をアレンジします。
青山店は、ウィムガゼットの中でも自立した女性の方の来店が多いです。扱う商品は安くなく、一筋縄では売れない商品もあります。接客では、きちんとしたおもてなしを心掛けることが重要。SNS投稿では常にブランドらしさやイメージを大切にし、顧客の期待を裏切らないことを念頭に置いています。
大学を出て設計事務所に就職しましたが、出産を機に退社。子育てがひと段落し社会復帰したい気持ちが強かったので、学生のころからやってみたかったアパレル販売職を探しました。そしてウィムガゼットで働くことになり、現在に至ります。
インスタグラムのフォロワー数は現在約17万人。コロナ前からSNS投稿はしていましたが、この2年で大きく伸びました。SNSを活用する上で感じるのは、やはり実店舗の接客経験が大事だということ。1月下旬に自身のコラボレーション商品を販売して即完売しましたが、ここでは日々の接客の中で売れると感じたものを具体化しました。店頭に会いに来てくれたお客様が購入して喜んでくれる瞬間を味わえるのは、販売職の大きな魅力です。
販売やSNS投稿で活躍を目指す人には、継続力を意識してほしいです。華やかなイメージがありますが、日々の基本からの積み重ねがとても大切。しっかりとしたベースを持っている人は、SNSのフォロワーも伸び続けています。
デザイナー 企画に終わりはない
クロスプラスODM事業部布帛1DIVデザイナー 前田朝妃さん

