キャロットカンパニー(大阪市)のバッグ「アネロ」は、25年に誕生20周年に合わせ、ブランドコンセプトを刷新。26年春物からリブランディングをする。「シーンアシスト」を軸に、旅行、通勤・通学、子育て、日常利用など多様化する生活シーンへ対応を強化する。公式ECや店舗内装も順次変更し、ネット広告を増やし、国内外で統一したイメージで価値向上を図る。EC強化は増収と同時にEC比率を大きく引き上げる狙いもある。
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アネロは05年に誕生。ブランド名はイタリア語で「年輪」を意味し、「少しずつ、長く成長を重ねる」という思いを込め、長期的な成長を目指す姿勢を掲げてきた。大きく開く開口部や形崩れしにくい設計、性別・年齢を選ばないデザインといった特徴が支持され、シリーズ累計1230万個を突破した口金(がま口)バッグを中心に、海外にも販路を拡大してきた。
今回は、バッグを「持つもの」ではなく「行動をアシストする道具」ととらえ、商品企画からタグライン、店舗、ECに至るまで一体で再構築した。
商品ラインは5カテゴリーにした。「エクスパンド」は1泊から長期の旅行までの多様な旅需要に対応するトラベルライン。「メイト」は、性別を問わず使える子育てシーン対応のペアレンツライン。「コンバート」は通勤・通学を想定したビジネスライン。「フィット」は買い物やイベントなど日常シーン向けで、身軽さと使い勝手を重視した。「ネイティブ」はブランドの象徴である口金バッグの定番ラインと、幅広いライフスタイルに対応した品揃えにした。
生活様式の変化により、バッグに求められる役割が拡大していることを受け、今後は5ラインを軸に、シーン起点での商品開発と世界観の浸透を図る。海外でも統一したブランド像の発信を強化する。
