【記者の目】リペアとビジネスは両立するか 新製品は売りづらくなる?

2024/10/28 14:00 更新有料会員限定NEW!


ゴールドウインは直営2店に修繕専門のスタッフを配置したリペアカウンターを常設する

 アウトドアメーカーで、製品の長期使用を消費者に促す取り組みが広まっている。リペアサービスの拡充や、製品ケアの啓蒙(けいもう)、中古品の販売などがそれにあたる。「良いものを作り、小まめにケアや修理をしながら長く使ってもらう」試みは、環境インパクトを減らす一助になり得るだろう。ただそれによって、企業側に余分なコストが生じたり、新製品が売れづらくなったりして経営を圧迫する可能性も否定できない。そもそもリペアとビジネスは両立するのか。

新製品売りづらく?

 アメアスポーツジャパンは22年7月、輸入販売するカナダのアウトドアブランド「アークテリクス」のリペアセンターを開設した。全国にある直営店や販売店を通じて集められた製品を5人のスタッフがそこで修理業務にあたる。その数は、年間約2600件に上る(23年実績)。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定記者の目ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事