《めてみみ》思春期のデザイン
2018/06/01
「結局のところ、人は多感な思春期に感動したデザインから逃れられない」。そんな意見を聞いたことがある。実際に自分の好きなものを振り返った時、70年代後半から80年代にかけてのパンクとロカビリーが混ざり合ったような「...
2018/06/01
「結局のところ、人は多感な思春期に感動したデザインから逃れられない」。そんな意見を聞いたことがある。実際に自分の好きなものを振り返った時、70年代後半から80年代にかけてのパンクとロカビリーが混ざり合ったような「...
外資系コンサルティング会社出身で、雑貨ODM(相手先ブランドによる設計・生産)企業の若手経営者が「〝付加価値創造〟と〝機能〟は分けて考えるべき」と語った。〝物作り〟と〝流通構造の変化〟、更に言えば〝クリエイション...
日々の取材で「服が好きだったのかも」と気付かされた。学生時代の朝の決まりは服を眺めること。その日に出掛ける場所、会う人を思い浮かべ、どれを着ようかと悩む時間が幸せだった。トレンドやブランドには関心が低かったが、自...
出張でベトナムに来て、驚いている。女子が急速におしゃれになっているからだ。以前は暑さにもかかわらず、厚手の合繊ワンピースなどを着ていた彼女たちが、ふわっとした綿のブラウスをまとっている。ホーチミンやハノイに「ザラ...
仕事で上海から一時帰国した。久しぶりの東京でのラッシュ。いつもの様にエスカレーターの右側に立って待った。ピーク時で左右の列に人が隙間なく並ぶ。前の人が5段ほど降りたので、ほんの少し間をおいて続こうとした瞬間、後ろ...
コンビニエンスストアやスーパーのレジの長い列で、前の客が財布の小銭を必死に探していたり、ちまちまと出しているのを見るとイライラしてしまう。クレジットカードや電子マネーで決済すれば1秒で終わるのに、何十秒も待たない...
3年前の「視点」で、インバウンド(訪日外国人)が増えているのに、国際空港と連絡する一部の鉄道やリムジンバスで外国語の車内放送がないと嘆いたが、先日ある鉄道で、英語、中国語、韓国語の乗り換え案内が加わったことに気付...
百貨店の数少ない成長領域が化粧品だ。全国百貨店の月別売上高は衣料品の低迷と対照的に化粧品がここ3年間、連続して前年同月実績を上回った。元々、強みがある商品領域だが、インバウンド(訪日外国人)だけでなく、20~30...
NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台となったこともあり、岐阜県美濃地方が取り上げられることが増えた。名物や観光スポットが紹介され、地域への関心が高まっている。ただ現地の駅前を歩いても、特に通行量が増えてい...
東京ではアジサイが美しい季節を迎えている。暦を見れば入梅まであと2週間ほどとなった。間もなく傘やレインコートが手放せなくなるだろう。 服はその土地の気候によって生まれるもの。そんなことを季節の節目にふと思い出す。...