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iphoneが登場してもう10年。コミュニケーションや消費などあらゆる行動の起点がスマートフォンに変わった。今、消費者の心をつかんでいるのは、13年にスタートしたメルカリをはじめ、こうしたテクノロジーの変化を捉えたベンチャー発のサービスが多い。
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何十年と続く老舗が多いファッションビジネス業界にとって、この10年の変化を「いつのまに…」と感じている企業も少なくないように思う。老舗アパレルからベンチャーに転職した元業界人いわく、「流れている時間が全然違う」。歴史ある企業がテクノロジーの変化を過去と比べ、「十分進化して、便利になったなあ」なんて考えているうちに、「今がまさに生まれた状態。未来しか見ていない」ベンチャーに置き去りにされている。
今、スマートスピーカーが注目されている。AI（人工知能）がコーディネートの提案をしてくれたり、ショップの情報を教えてくれたり、あっという間に人の生活になじんでいく可能性がある。
11月に発売された「アマゾンエコー」でサービスをすでに提供しているのは、ファッションビジネス業界ではアダストリア、パルコ、東急ハンズなど。業界を引っ張る未来志向の企業に注目だ。（藤）
