日用品などを買いに行く際、ポイントやクーポン券の有効活用を意識するようになった。ちまたで言われる〝ポイント貧乏〟にならないようにしているつもりだが、気がつけば財布の中のカードは増えてしまっている。
以前、大きな景品を手に入れて満足したせいか、つい別の店でもカードを作ってしまう。その結果、財布が膨らんでポケットに出し入れしにくくなって困っている。
ファッションビジネス業界をみると、小売業の間で、還元ポイントやクーポン券を生かし、カード会員の獲得や囲い込み、売り上げアップ策が盛んだ。ある店は「お買い得感に対するお客の反応は相変わらず高い」と言う。
ポイント貧乏と紙一重な記者だが、服を買う場合、ポイントは意識しない。購入頻度が減ったのも理由の一つだが、そもそも服を買うにはお買い得感と別の大事な理由があると思うからだ。その理由は人によってさまざまだろうが、そこを探求し、自店らしさを磨き続けることを絶やさないでほしい。(畔)