「克服すべき課題が明確になった」。こう話すのは米スポーツブランド「アンダーアーマー」(UA)を創設したケビン・プランク氏。19年にいったんCEO(最高経営責任者)を退いたものの、24年4月に復帰。立て直しへ陣頭指揮を執るなか、「再び上向くための課題がクリアになった」と強調する。
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プランク氏が挙げるのは、「UAらしい『特別なもの』をアスリートに向けて作り」つつ、「より少ないプロダクトでより多くのものを届ける」こと。「お客にたくさんあることを驚かせるのではなく、『あなたにはこれが必要だ』と明確に薦められるようになるべきだ」
96年創業のUAは柔らかく吸汗速乾性に優れたコンプレッションウェアを開発し、アスリートから熱烈な支持を集め急成長を遂げた。18年12月期には売上高50億ドル(約7500億円)を突破。一時、単一のスポーツブランドの売上高で「ナイキ」「アディダス」に次ぐ規模となった。ただ近年は業績が低迷。前の2期は続けて減収最終赤字となり、今期(26年3月期)も厳しい。こうしたなかプランク氏は「株式市場に対しては業績の低迷に歯止めをかけ、安定化に注力していることを伝えてきた。この間の取り組みで、来期には業績の安定化にたどり着けると信じている」という。日本では伊藤忠商事傘下のドームが総代理店を務める。26年はどちらも創業30周年を迎える。
