《私のビジネス日記帳》ファッションの力は大きい 田中タキ
2023/12/06
コロナ下は、最初にファッションが切り捨てられました。私が扱っているような高級なドレスは、この世で一番要らないものになっちゃった。でも、豊かであることと無駄遣いは全く違うと思っています。 例えば、悲しいことがあって...
2023/12/06
コロナ下は、最初にファッションが切り捨てられました。私が扱っているような高級なドレスは、この世で一番要らないものになっちゃった。でも、豊かであることと無駄遣いは全く違うと思っています。 例えば、悲しいことがあって...
ボクのデザイナー歴は25歳から始まるので今年で32年目。作る物は飽きもせずメンズカジュアル一辺倒。なかなかの持久力だと自分でも思う次第だ。 そんな中、最近思うのが今の自分を取り巻く環境や街並み、人、ファッション史...
タビオは企業方針として「不易流行」を掲げています。かみ砕いて言えば、品質については決して変えることなく守り続けるが、それ以外のことについては時代の最先端を走れ、というものです。 ですから時代が変化の真っただ中にあ...
当社に入社する前の1970年代から80年代にかけて、私はスポーツ用品卸に勤めていました。当時、マーケティングの主流だったのは「頂上作戦」。トップ選手と契約を結び、その会社のウェアや道具を使ってもらい、販促につなげ...
仕事では信頼関係が大切です。海外ブランドのディストリビューターとして日本でのビジネスを任うミッションにおいて、デザイナーやCEO(最高経営責任者)とのコミュニケーションは特に大切です。 戦略ではなく仕事相手とは仲...
91年からアパレルキャリアをスタートし、メンズカジュアルの企画一筋、気付けば32年が経ちました。「シピー」というフレンチデニムブランドのデザイナーが最初の仕事だったせいか、仏テイストなデザインの仕事を多く手掛けて...
リアルな店舗や窓口が、これからも社会で中心的な役割を担い続ける――そう考えている人は、世の中に決して少なくありません。しかし経営する側、様々な革新を進めていかねばならない側からすると、そうした考えには同意すること...
小さいころ、大阪・通天閣近くの串カツ屋へ父に連れられて行った時の話です。立ち食いスタイルなので、まだ背の低い私はカウンターの上がどうなっているのか分かりません。食べ終わった串を父に渡すと、新しい串カツをもらえるの...
セレクトショップのオーナーバイヤーとして、またディストリビューターとして海外のラグジュアリーブランドを扱ってきました。得意なのはセンシュアルで華やかな服です。 女性がきらきらと光り輝き、見た目も気持ちも上がるファ...
ラグジュアリーブランドを束ねるヨーロッパ発のコングロマリットに続いて、つい最近、アメリカからも複数のブランドを束ねるタペストリー社が名乗りを上げ、ラグジュアリーブランド買収合戦は加熱するばかりだ。富裕層マーケット...