「自ら決断する」。最近それを強く思うようになってきました。自己紹介を兼ね、自分の過去の「決断」を振り返ってみますと、22歳の時、自分は経営者になろうと決め、そのために学べる企業に入社し、ありがたいことに給料を頂きながら学ばせて頂きました。
25歳の時、1年間、事業経営、経営者ということについて真剣に学びました。そして、好きなことを仕事にしていこうという覚悟を決め、その当時に決断した今の事業を「本業の志事(しごと)」にしていくことを決断し本格的にスタートさせました。
39歳の時、社員全員が「志事のだいご味」を感じられる、そんな会社にしようと決断。そして64歳の現在は、「次世代のための志事」をしていくことに努めています。
自ら決断したことは、困難で苦しい時も楽しみを持って推進していけました。幾度もの困難を体験しながらも、満点とはいきませんが決断したことのおおむねが実現できています。
現在の経営を次世代に任せた後に「やりたいこと」も描き始めています。そこへはまだ行けませんが、今のうちに構想を練っておきたく。
決断は「本気」を醸成し、同時に「苦しみ」と「楽しみ」をもたらしてくれます。人生を楽しむためには、「自らの決断」が必要不可欠ということを強く感じます。
(生活の木代表取締役社長CEO 重永忠)
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。