《視点》人懐っこさがカギ
2019/02/21
最近、仕事やプライベートで大阪を訪れることが増えた。街へ出かける度に感じるのは、とにかく人懐っこい販売員が多いこと。商品を見ていると、すかさずやって来て話しかけてくる。しかもそれが押しつけがましくなく、すっと自然...
2019/02/21
最近、仕事やプライベートで大阪を訪れることが増えた。街へ出かける度に感じるのは、とにかく人懐っこい販売員が多いこと。商品を見ていると、すかさずやって来て話しかけてくる。しかもそれが押しつけがましくなく、すっと自然...
先の連休、大寒波が到来した北海道。ちょうど訪れていたのだが、零下10度、20度と聞いても、関西人の記者を含め、暖地に住む者にはピンと来ない。ただ、地元の人が「これは本当に寒い」と言うのだから、やはり記録的な寒波な...
「ある種の高揚感が生まれるだろう。それを大事にしたい」。大手小売業のトップは19年の追い風の一つに新天皇の即位を挙げる。それが消費にどんな影響があるか実際は分からないが、統計の不正で怪しくなった実感のない好景気が...
この時期、メンズ専門店の売り場を取材すると、決まって「年明けのセールがぱっとしなかった」という話を聞く。理由の一つは、セレクトショップなどでは、前年の12月から実施する会員向けセールでめぼしい冬物が売れてしまった...
大学進学のため記者が上京した30年前は東京への憧れが強かった。就職しても地元に戻るつもりはなかった。だが、今の学生は東京だけに就職先を求めているわけではない。規模の大小は関係なく、個性的なローカル企業に魅力を感じ...
セールに対する作り手、売り手の意識が変わり始めた。〝セール催事〟の集客力の低下が言われていたが、それでも数年前まではセールの開始時期、つまりは早期化が大きな話題だった。ところが、今冬はかなり関心が薄れて見えた。 ...
「SC内で飲食店が増え過ぎではないか」。1月下旬の日本ショッピングセンター全国大会で、レストランなどを運営するロイヤルホールディングスの菊地唯夫代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)が強調した。 SCで飲食を拡...
昨年のある期間、副資材の納期遅れが日本の中小ブランドの間で話題になっていた。グローバルSPA(製造小売業)やスポーツブランドからの想定を上回る受注や、システムの不具合、工場の人手不足などが重なり、数量が少ない中小...
金石範氏の小説に『火山島』がある。文芸春秋の単行本で全7巻。ざっと計算しただけで200万字を超える大作だ。正月休みを挟んで、読み終わるまで1カ月を要した。これまで読んだなかで最も長い本のような気がする。 小説は1...
「楽しさナンバーワン百貨店が我々のアイデンティティーと決めました」と阪急阪神百貨店の荒木直也社長。情報リテーラーや劇場型百貨店など、目指すべき百貨店像を表現してきたが、これが最も腹落ちする言葉だという。個客が求め...