《めてみみ》適正な飲食比率

2019/02/14 06:24 更新


 「SC内で飲食店が増え過ぎではないか」。1月下旬の日本ショッピングセンター全国大会で、レストランなどを運営するロイヤルホールディングスの菊地唯夫代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)が強調した。

 SCで飲食を拡大する動きが加速している。最近開業や大型改装した施設の大半は、物販を含めた食が重点だ。パルコは16年7月に開業した仙台パルコ2で、初めて1階を飲食フロアとし、成果を上げた。今年3月に開業する錦糸町パルコでは1階に衣料品店は配置せず、複数の飲食店で構成するフードホールを設ける。

 飲食は客の好みにさえ合えば、年代や性別にかかわらず、需要が獲得できる分野だ。ここ数年は新業態開発も活発で、話題性も高い。多くのSCにとって集客の大きな柱だ。ECとの競争が激しくなるなか、多くのSCが「リアルにしかない魅力を出す」ため、飲食を強化している。

 とはいえ、「同じ施設内で飲食店が多過ぎると、コスト競争が起こり、質も下がるリスクがある」と菊地氏は懸念を示す。結果として消費者満足を低下させかねない。消費者ニーズへの対応は重要だが、「適正な飲食比率が各SCにあるはず」と菊地氏は語る。適正な比率を保つには飲食以外の業種、特にファッションが元気にならなければならない。


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