コラム

《めてみみ》心を溶かす魔力

2020/01/14

 母はアメリカ人の男性からチョコレートをもらったことがあるという。名も知らぬ進駐軍の将校が、ジープを追いかける子供たちに配ってくれたそうだ。長い足、優しそうな笑顔、初めて味わうとろける甘さ。鬼畜の国と教わったアメリ...

もっとみる



《視点》いよいよ五輪。だが…

2020/01/14

 年末年始に意識的に繁華街やレジャー施設に出向いたところ、以前に比べてスウェットの細身パンツをおしゃれに着こなす若い男女が増えたように感じた。マイナビの「19年に大学生が最も好きだったファッションブランド」調査でも...



《めてみみ》未来のキャンプ大国

2020/01/10

 衣料消費が伸び悩むなか、市場拡大が期待されるのがキャンプ関連分野だ。国内外の多彩な商材が揃う大型売り場が次々とオープンする。テントなどは実物を広げないと分かりにくい商品だが、広々としたフロアに数多く並び、実見でき...



《視点》上海再訪

2020/01/10

 先日、10年ぶりくらいに出張で上海を訪れた。一番印象的だったのは、おしゃれなアパレル店やレストラン、カフェが非常に増えていたこと。グローバルブランドの、日本にはないような最新モデルの旗艦店もあってとにかく刺激的な...



《めてみみ》できること

2020/01/09

 本紙・1月1日付の「繊維・ファッション関連企業の経営トップアンケート」で、今年の国内の繊維・ファッション市場の見通しについて大半の経営者が「横ばい」(60%)、「落ちる」(32%)と答えた。「伸びる」はわずか6%...



《視点》脱炭素社会

2020/01/09

 サステイナブル(持続可能性)や環境配慮型という言葉を取材時に頻繁に聞くようになった。その中でも最近目立つのが「脱炭素型社会」。地球温暖化の要因とされる二酸化炭素の排出量を減らすという取り組みだが、繊維業界でも取り...



《めてみみ》民族の大移動

2020/01/08

 20年が始まった。中国では新暦と旧暦が併用されている。新暦の新年に習近平国家主席は「19年の中国の1人当たりGDP(国内総生産)は1万ドルの大台に乗るだろう」との見通しを示した。新暦の正月は1日のみの休みだったが...



《視点》不便と手間を解決する

2020/01/08

 先日、電車内に忘れ物をしてしまい、JR西日本のセンターへ連絡しようとしたところ、自動応答のチャットボットサービスがあることを知り、スマホ経由で利用した。 以前だと忘れ物センターにかけた電話がなかなかつながらない上...



《めてみみ》最大の武器

2020/01/07

 都内百貨店で2日から、冬のクリアランスセールが始まった。初売りと同時スタートの店舗がほとんどだったが、入店客数、売り上げともにほぼ前年並みだった。食品や特選雑貨は引き続き堅調な一方で、不振だったコートをはじめ、シ...



《視点》かつてない挑戦

2020/01/07

 昨年は取材の折に「かつてない」という言葉をよく耳にした。テキスタイル業界では、「市場の厳しさがかつてない」とする声が多い。デフレ傾向が続き、業績が思うように改善しない悩みが強まっている。 一方で、環境への配慮が大...