《トップインタビュー2023》高島屋社長 村田善郎氏 百貨店の安定利益が最優先
2023/01/23
23年を百貨店事業の本格的な再生の第一歩にする。インバウンド(訪日外国人)需要を除く国内客売り上げは19年の水準まで回復しており、ラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額品が引き続き堅調だ。コロナ禍で落ち込んだ業...
2023/01/23
23年を百貨店事業の本格的な再生の第一歩にする。インバウンド(訪日外国人)需要を除く国内客売り上げは19年の水準まで回復しており、ラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額品が引き続き堅調だ。コロナ禍で落ち込んだ業...
コロナ禍の逆風はあったが、業績の好調ぶりが目立つ。個性がある海外の雑貨ブランドが安定するほか、売り上げの過半を占める海外事業の好調さや婦人服の復調で、中期経営計画も前倒しで達成しそうだ。23年度は収益性をさらに追...
22年3~11月の売上高が19年同期比で7.7%増加し、直近では23年2月期の連結業績予想も上方修正するなど急回復を見せる。今期からの中期経営計画では「グッドコミュニティの共創」を掲げ、四つの成長戦略のもと事業を...
健闘する生活衣料事業 ――生活衣料事業の状況は。 原燃料が想定よりも大幅に高騰し、いずれの事業にとっても非常にネガティブな状況です。そのような状況の中でも繊維関連の生活衣料事業はよく頑張っている、というのが率直な感...
コロナ禍の2年半は消費者、地域を大きく変えた。全体として集客、売り上げとも19年比で9割を超える水準まで回復してきているが、成長軌道を取り戻すには、この間に失った顧客を改めて創造することが欠かせないと見る。新施設...
円安や原材料高など、急激なコストアップを受け、守りに回らざるを得なかった昨年だが、今年は違う。全社的に「価値転換」を推進。売り場を見れば一目でクロスプラスの商品と分かるような、看板商品の開発に力を注ぐ。ワクワクす...
事業見直す良いチャンス ――22年度を振り返って。 22年度(22年12月期)は、コロナ禍の影響を織り込み済みでしたが、ウクライナ情勢による間接的なマイナスの影響が大きかったです。 原燃料コストが上昇し、調達難もあ...
売り方、買い方の急速な変化に対応し、改めて商品の魅力や価値が伝わる売り方を強化している。アートやカルチャーの新プロジェクトもスタートした。23年のスローガンは「一人一人が光る」。店頭やSNSでファンやフォロワーを...
今期(23年2月期)はプロパー販売強化や値引き販売の抑制など、2年間の再生プラン施策の継続推進の成果が見られ、7期ぶりに通期での黒字化を見込む。新型コロナの影響は残るものの、行動制限がなかったことで売り上げも伸ば...
不可逆の変化に対応遅れ ――22年を振り返って。 年初から原燃料高、海外物流費の高騰に追い立てられた一年でした。特に当社はエネルギーを天然ガスに転換してきた中で、これが下期に一層高くなりダメージを受けました。価格改...