《トップインタビュー2024》アダストリア社長 木村治氏 5回目の改革準備の年に

2024/01/19 13:00 更新有料会員限定


木村治氏

 24年2月期は過去最高の業績を見込み、中期経営計画の数値目標の達成確度が高まっている。今年は「5回目のチェンジ」の準備の年とする。新規事業や人材への投資を積極的に続け、他社とも組み、一層の成長を描く。

【関連記事】アダストリア、フォーマル向けを次々と発売 大人女性に気の利いた服

企業努力で利益も

 ――23年を振り返って。

 円安や原料高など厳しい事業環境のなか、23年3~11月も増収増益でした。要因は三つ。一つ目にコロナ禍前から続けてきた「適時・適価・適量」を徹底した点。二つ目に商品価値を高めつつ、価格見直しや値引き抑制がかなりできた。三つ目に、ASEAN(東南アジア諸国連合)生産を約3割まで高め、自社開発素材も使うなど企業努力が結構できました。

 ――四つの成長戦略の進捗(しんちょく)は。

 マルチブランド、マルチカテゴリーは、ブランドごとの役割とステージに応じた戦略を進められた。デジタルは公式ウェブストア「ドットエスティ」の会員が実質1700万人に増えました。原動力は販売員による発信で、お客様とのつながりはさらに強くなったと感じます。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定トップインタビューピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事