24年2月期は過去最高の業績を見込み、中期経営計画の数値目標の達成確度が高まっている。今年は「5回目のチェンジ」の準備の年とする。新規事業や人材への投資を積極的に続け、他社とも組み、一層の成長を描く。
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企業努力で利益も
――23年を振り返って。
円安や原料高など厳しい事業環境のなか、23年3~11月も増収増益でした。要因は三つ。一つ目にコロナ禍前から続けてきた「適時・適価・適量」を徹底した点。二つ目に商品価値を高めつつ、価格見直しや値引き抑制がかなりできた。三つ目に、ASEAN(東南アジア諸国連合)生産を約3割まで高め、自社開発素材も使うなど企業努力が結構できました。
――四つの成長戦略の進捗(しんちょく)は。
マルチブランド、マルチカテゴリーは、ブランドごとの役割とステージに応じた戦略を進められた。デジタルは公式ウェブストア「ドットエスティ」の会員が実質1700万人に増えました。原動力は販売員による発信で、お客様とのつながりはさらに強くなったと感じます。
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