《トップインタビュー2024》ユニチカ社長 上埜修司氏 特徴ある製品を伸ばし回復へ

2024/01/17 15:00 更新有料会員限定


上埜修司氏

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繊維事業が改善

 ――23年を振り返って。

 5月の新型コロナウイルスの5類移行以来、国内経済は正常化しつつあると感じています。特にインバウンド(訪日外国人)やサービス業などはかなり回復しました。

 一方で素材を扱う我々は在庫調整の影響で全般的に販売数量が戻らず、電気、電子、半導体関連も一昨年の秋以降低迷しています。年が明けても明るい話をあまり聞けず、事業環境としては厳しい。

 ――繊維事業は。

 赤字幅が縮小し改善してきました。ただ、暖冬の影響で23年の後半は少し勢いが落ちました。とはいえ、以前に比べれば堅調です。主力のユニフォーム事業で官需の下支えがあり、価格改定の効果も発現してきた。環境配慮素材も力を入れて充実させました。

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