旭化成「ベンベルグ」 27年度にフル生産・販売体制へ

2025/06/10 06:30 更新有料会員限定NEW!


「(他市場への)波及効果が大きい」という欧州の高級ブランドへの販促や中国、インドの内需を重点とする(「ベンベルグ」の過去展示会から)

 旭化成は25年度からの新中計で、キュプラ「ベンベルグ」事業を「フル生産・フル販売体制を作り上げる」(橋本薫ベンベルグ事業部長)構えだ。「27年度には火災前とはいかないまでも、ほぼ完全な生産体制になる」とし、需要が旺盛な欧州、中国、インドを中心に販売し収益を引き上げたい考えだ。

(小堀真嗣)

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 同社は22年4月の工場(宮崎県延岡市)火災前の9割水準まで生産設備の復旧を目指してきた。復旧は当初、26年4月から順次立ち上がる予定だった。これが同1月に前倒しできる見込みだ。火災以降、欧米や中国、インド、日本といった主要な市場に対する供給を絞らざるを得なくなった。

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