コラム

《めてみみ》日常感じるイブニング

2025/10/16

 「レッドカーペットにも対応できるドレスを作る必要があるんです」。ロンドン・ファッションウィーク・セプテンバー2025の期間中に展示会を行った若手デザイナーの言葉だ。 メンズカジュアルからスタートしたが、今シーズン...

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《私のビジネス日記帳》輸出の基盤はブランディング エイガールズ社長 山下智広

2025/10/15

 僕たちは丸編み産地、和歌山県・紀三井寺のテキスタイルメーカーです。売上高の半分以上を占める海外向けは、04年に初出展した国際素材見本市プルミエール・ヴィジョン(PV)パリに始まります。当時、僕は営業でした。その頃...



《めてみみ》「日本」と書かれた漢字Tシャツ

2025/10/15

 縁あって、ブラジルの若い男性が1週間ほど自宅に滞在した。初めての訪日とあって、衣食住それぞれに異国の文化を楽しんでいた。昔と違って、スマートフォンの翻訳機能を使えば、ポルトガル語のコミュニケーションに苦労すること...



《視点》修理サービス

2025/10/15

 ファッション業界でも、使用済みの衣料品の回収などサステイナブルな取り組みを行う企業が増えている。多いのは廃棄を減らすリデュースや、資源として再生利用するリサイクルなど3Rの実践。服のお直しやリフォーム、靴やバッグ...



《めてみみ》インディペンデントな推し

2025/10/14

 「新しいブランドを発掘して一緒に成長するのがセレクトショップのだいご味であり、本来の役割」という個店オーナーの話を聞いてはっとさせられた。当たり前のことかもしれないが、実践できている店舗はどれだけあるだろうか。コ...



《めてみみ》ESとCSと収益と

2025/10/10

 「将来には真夏の昼間が休みになるかもね」。地方都市の中心部にある百貨店の幹部が話していた。猛暑日が続いていた今夏のセール。店内に客はいたが、セール開始間もない時期にしては少ない。店に向かう路上には、全くと言ってい...



《めてみみ》特別なデビューショー

2025/10/09

 26年春夏欧州ファッションウィークは、特別なデビューショーが相次いだ。各コングロマリットの主力となる約10のブランドが、新ディレクターによる新作を発表した。ブランドの歴史を研究し、自身のスタイルを織り交ぜる作業は...



《視点》市民パフォーマー

2025/10/09

 よく使う駅の広場で、サックスを吹いている人がいる。時刻は大体夕方。路上演奏と聞くとやかましいイメージもあるが、しっとりとした選曲が夕暮れ時にマッチしていて、聴衆も多い。通りがかりの記者もよく癒やされている。 最近...



《私のビジネス日記帳》いま与えられた場所で エスペランサ靴学院学院長 大山一哲

2025/10/08

 浅草の地で、約半世紀にわたって多くの靴職人を輩出してきた「エスペランサ靴学院」が閉校になる。そんなうわさを聞きつけて、自分が学院の運営を引き継ぎたいと申し出たのは19年の頃。未来の担い手の学びの場を守りたい、10...



《めてみみ》親日国ポーランド

2025/10/08

 ポーランドの古都、クラクフの旧市街広場に立つ織物会館。長さ100メートルを超えるゴシック様式の建物で、起源は13世紀にさかのぼる。その名の通り、織物や衣料の東西交易の拠点として栄えた。今は、雑貨や土産物店が並ぶマ...